教育福島0037号(1978年(S53)12月)-040page

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わが町の社会教育

 

住民に密着した社会教育

棚倉町教育委員会

 

一、はじめに

 

棚倉町は、福島県の最南端にあり、東は東白川郡鮫川村、北は西白河郡を境とし西は八溝山系を境とする栃木県那須郡に隣接、南は久慈川松岡橋をへだてて塙町に面している。

昭和三十年一月、 一町三か村(棚倉町、社川村、高野村、近津山岡組合村)が合併してできた町で、人口一万六千余、自然景勝に恵まれた所である。

我が町では、今日の多様に変化する社会情勢に対応するため、重点政策をかかげ住民に密着した社会教育の充実と豊かな人間形成を目指している。

 

二、社会教育重点施策

 

我が町の社会教育重点施策の概要は次のとおりである。

(一)社会教育機会の拡充

ア、学級講座内容の充実

イ、社会教育団体の育成助長

(二)芸術文化の振興と文化財保護

ア、芸術文化の振興

イ、文化財の保護保存

(三)図書館の建設と社会教育施設の充実

(四)社会体育の振興

ア、スポーツ教室等の拡充と団体育成

イ、体育スポーツ行事の拡充

ウ、校庭開放事業の推進

工、施設の整備充実

(五)指導体制の確立

社会教育活動をより効果的に展開推進するためには、有能な指導者の確保と指導力の充実がもっとも重要な課題であるので指導体制の充実強化を図る。

ア、現職教育の充実と職務内容の明確化を図り専門職としての資質の向上に努める。

イ、各種研修会に積極的な受講態勢を確保する。

ウ、社会教育の推進役としての各種委員の研修を図る。

工、民間有志指導者の発掘養成と活用を促進する。

 

三、指導体制の現状

 

以上のような施策のもとに社会教育行政の推進と活動実践をしているが、指導体制の現状は次の通りである。

(一)係長等研修、連絡会の実施

社会教育行政推進を確認し、事業実施状況の共通理解を得るために、社会教育機関及び実施機関の係長相当職以上の連絡会並びに研修会を開いている。

○現在までの研修内容

第一回(四月)社会教育委員、職員等の職務内容について

第二回(六月)社会教育関係学級等の学習内容とその効果について

第三回(八月)青少年健全育成条例の内容について

第四回(十月)町及び地区における青少年健全育成の組織のあり方について

以後の予定として、次のような課題を用意している。

○町立図書館の経営と資料展示のしかた

○社会教育に関する住民の意識調査のあり方について

〇社会教育基本計画と

 

表1 各種事業の参加状況

〇青少年教育
参加事業名参加人員場所等
青年学級生大会4白河市
少年教育研究協議会4塙町
子供会リーダー研修会1郡山市(県少年自然の家)
青年学級リーダー研修会4西郷村(那須甲子少年自然の家)
少年団体年少指導者研修会19〃  〃
青年国内研修事前研修1猪苗代町(国立磐梯青年の家)
全国青年学級生大会1国立岩手山青年の家
○婦人教育
参加事業名参加人員場所等
家庭教育研究集会2白河市
県婦人連合会研究協議会6西郷村(那須甲子少年自然の家)
婦人指導者研修会(前期)3猪苗代町(国立磐梯青年の家)
〃(中期)8西郷村(那須甲子少年自然の家)
婦人学級生大会2原町市
婦人国内研修1埼玉県(国立婦人教育会館)
○高齢者教育
参加事業名参加人員場所等
高齢者学級視察研修200茨城県(村松虚空蔵様)
寿大学視察研修37福島市(庭坂)

 

 

 


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