教育福島0038号(1979年(S54)01月)-024page

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社会教育施設の紹介 福島県少年自然の家

 

施設・設備の充実を目指して

 

一、はじめに

 

一、はじめに

 

昭和四十七年八月に在学少年のための社会教育施設として誕生して以来、今年で七年目を迎える。

近年は利用団体も定着し、利用者の延べ人数は今年度中に三十万人を越えようとしている。

施設・設備や研修活動等について、利用団体の効果的な研修ができるよう着々と整備改善し、新鮮さを増すよう努力している。

以下、最近整備された施設・設備、新しく開発した研修活動を中心に紹介したい。

 

二、主な施設・設備

 

(一) 施設の概要

・敷地(約三十三万平方メートル)・本館(定員百六十六人)・ロッジ七棟(定員百四十人)食堂、体育館、研修室(二)、浴室(二)、初級・上級キャンプサイト、東・西炊飯場、プール(二十五メートル・七コース)

(二) 最近整備された施設・設備

広く、明るく、楽しい食事ができる大食堂の新設を皮切りに、各団体が一同に集まり楽しく交歓のできる仲よしホール、つどいの広場の全面舗装と夜間照明の完備、加えて、乾燥室の完成は、どろまみれ、ずぶぬれになっても衣類の心配がなくなる。

屋外施設では、営火場の整備(二百名固定いす)、野営場の屋外ベンチ、池を利用した冒険いかだは、子供たちの冒険心を揺さぶり、冒険の丘(ロープコースター、クライミングタワー)の誕生で終日、子供たちの歓声でにぎわう。

 

三、研修活動の状況

 

活動の場は野外が中心になる。本年度各団体が実施した主な活動をあげると、全員の協力と衆知を集め、未知へのコースに挑戦するフィールドワーク。絵地図をたよりに山野にセットされたポスト(得点)を集めるスコアオリエンテーリング。全長二キロに及ぶコースには子供たちの夢を満たしてくれる遊具を利用したサーキットトレーニング。山を使ってのジャンボな野外ゲーム(旗取り)等は、子供たちにとって興味ある活動である。

夜空にきらめく星空の下、自然の静寂の中で激しく燃え上がる火をみつめながら、友と歌い、踊り、語り合うキャンプファイヤーは忘れられない思い出となる。

他にシーズンを考慮して、夏はキャンピングやプールでの水遊び、御霊櫃(ごれいびつ)峠への登山もでき、冬は雪を生かしたそり遊びができる。

○新しく加えた研修活動

利用団体の多様化と同一人の利用ひん度を考えて、新しい研修活動の開発に努めている。

1)ウォークラリー

活動の範囲を広く所内外に求め、絵地図をたよりにグループで展開される活動である。

 

 

 


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