教育福島0041号(1979年(S54)06月)-037page
等を実施した」学校とは、検査・調査等の結果を進路指導のために「生徒理解のための個人資料」として利用することを予定して、昭和五十三年度に実施した(実施予定を含む)学校である。
学級で実施した進路指導のための検査・調査等の種類別割合は、「学力に関する検査」が九三・九%で最も多くついで「面接・相談の記録」八三・六%、「適性・興味に関する検査」と、「性格・行動に関する検査」がほぼ同じ割合でそれぞれ七〇・三%、七〇・二%となっており、「身体・体力に関する検査」は四一・五%で低い割合となっている。
図2 学級における進路指導上の重視事項別学級担任教員数の割合
図3 学級における進路指導の現状評価別学級担任教員数の割合
図4 検査・調査等の実施状況別学級担任教員数の割合
図5 校務分掌上の担当状況別学級担任教員数の割合
五、学級担任教員の活動状況はどうなっているか。
学級担任教員の昭和五十三年十一月一日現在の校務分掌上における校務担当状況をみると図-5及び表-1のとおりである。
中学校第三学年学級担任教員総数九百六十九人中「学級担任のみ担当する者」は三百五人で全体の約二割を占めており、約七割の者は学級担任以外何らかの校務を担当している状況である。
次に学級担任以外の校務担当状況についてみると、「進路指導主事」を担当している者が百五十四人(一五・九%)で最も多く、ついで学年主任九十四人(九・三%)、「保健主事」四十二人(四・四%)、「教務主任」十四人(一・四%)となっている。
表1 学級担任以外の校務担当者数と割合
区分 学級担任以外の校務担当者数 教務主任 学年主任 保険主事 生徒指導主事 進路指導主事 その他 人員 14 94 43 61 154 433 割合 1.4 9.7 4.4 6.3 15.9 44.3 (注)学級担任以外の校務担当者数は複数担当の場合もあるため実人員を超える。