教育福島0042号(1979年(S54)07月)-035page

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楽しいひと時 年末清掃奉仕を終えて

 

楽しいひと時 年末清掃奉仕を終えて

 

会環境を取り除く活動

5、この町をどこの町よりも楽しいところにするための事業

これをさらに煮つめて、スローガン活動のための組織、具体的な活動名を次のように組み上げた。

・スローガン

○ 独りぽっちの若者をなくそう

○ 若者が住みよく働きよいふるさとをつくろう

・活動組織と具体的活動名

下部団体・職場

ふるさとづくり実行委員会 36名

○ おしゃべりパーテー企画委員会

○ 青年ゼミナール 〃

○ 青年講演会 〃

○ 青年研修バス 〃

○ ふるさとを語る会 〃

○ ヤングエマーズ(奉仕) 〃

○ 夏祭り子供映画会 〃

○ 町民OL大会 〃

○ 広報活動 〃

その他、公民館との共催事業

・各種研修会への参加奨励

・青年海外派遣研修生壮行会・報告会

・町民盆踊り大会

・少年キャンプ大会

・青少年教育実技指導者講習会

・県内外青年研修生の受け入れ等

 

生きる道を求めて 青年講演会風景

 

生きる道を求めて 青年講演会風景

 

秋空に弾むOL大会(受付)

 

秋空に弾むOL大会(受付)

 

三、八年後の現在の状況

 

○ 青年学級の終了生は二百名に近く「青少年教育実技指導者」の認定数は八十一名に達し、内外のリーダー役を果たして、大きく地域活動の進展に貢献している。

○ 独りぽっちの青年は既に半減し団体数も会員数も倍加している。(現在四十団体、会員千百七十五名)

○ 地区青年団はいずれも四十名以上の団員を有して、地区民の盆踊りや運動会の開催、町駅伝大会への参加など多彩な活動を展開して地区民にあんど感を与えている。

○ 団体やサークルの中には社会参加活動を志すものが多く、町当局から善行賞を贈られたサークルは三つを数える。

○ 国・県・町などの研修事業への参加者は年間百二十名を超え、自己確立への意欲は極めて旺盛、ために総理府や県等の「青年海外派遣研修事業」への参加者は年ごとに増え、昨年は九名に及んだ。

○ 町民の多くが青年活動に温かい理解を示してくれるほか、「日赤奉仕団」の誕生「乳幼児学級保育奉仕班」の結成、図書や広報活動に奉仕委員会ができるなど、成人有志奉仕グループも増えて、ようやく町全体が「ふるさとづくり」への関心を深めてきたように思われる。

 

四、これからの努力事項

 

1、この青年地域活動を基盤に、今後はなんとかして、町全体の住民活動にまで成長させたい。

2、この活動の中で修得した青年たちのすばらしい活力を思い切り活用して、在学青少年対策事業を充実したものとしたい。

3、独りぽっちの青年を、ここ三年間に、さらに半減したい。

 

むすび

 

青年による自立的な諸活動をとおしてより多くの青年たちの社会参加と人間的な成長発達を促し、若いエネルギーが地域社会発展の原動力となるよう青年教育をとおしすすめていきたい。

 

 

 


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