教育福島0042号(1979年(S54)07月)-037page

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られる。

 

三、中学校卒業直後の進路選択にあたって、どのようなことを参考にしたか。

 

中学校三年生は、中学校卒業直後の進路を選択する場合、どのようなことを参考にしたかを「進学」を希望した者と、「就職」を希望した者についてみると図4のとおりである。

「進学」、「就職」のいずれの希望者も「両親など家族との話し合い」によることを参考にして進路を希望した者が最も多く進学希望者五四・九%、就職希望者六二・三%となっている。

これについて、「進学」を希望した者では「学力の検査の結果」(三六・三%)「就職」を希望した者では「中学校の先生との話し合い」(三〇・二%)が多い。

 

四、中学校三年生の職業観

 

中学校三年生は、将来どのような事柄を重視して自分の仕事を選びたいと思っているかについて男女別にみると図5のとおりである。

男子、女子とも「自分の能力や適性が生かせること」(男子五二・三%、女子五七・二%)、「自分の興味や好みにあっていること」(男子五二・四%、女子四七・〇%)を将来の職業を選択するのにあたって特に重視することとしてあげている者が多くなっている。一方、「高い収入が得られること」(男子二八・八%、女子一五・四%)、「失業のおそれがないこと」(男子二七・一一%、女子一七・二%)を重視している者の比率は女子より男子の方が高くなっていることがわかる。

 

図2 男女別にみた進学希望の理由

 

図3 男女別にみた就職希望の理由

 

図3 男女別にみた就職希望の理由

 

図4 進学、就職希望者別にみた進路選択のとき参考になったこと

 

図4 進学、就職希望者別にみた進路選択のとき参考になったこと

 

図5 職業選択のとき重視したいと思う事柄

 

図5 職業選択のとき重視したいと思う事柄

 

 

 

 

 


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