教育福島0042号(1979年(S54)07月)-042page
告知板
福島県教育委員会
心の交流を深めあう
養護教育
交流推進事業発足
国際連合が児童権利宣言を採択したのが一九五九年十一月二十日、今から二十年前である。これを記念して国連は今年を国際児童年と宣言し、ユニセフを中心機関として各国関係機関が児童の福祉向上について関心を高めるような活動及び施策を行うよう要請した。
県教育委員会では、関係市町村教育委員会と連携し、心身障害児と健常児が共同の生活を重ねることにより、健常児には障害者に対する正しい理解と認識を高めさせ、障害児には積極的に社会に参加する態度の育成をめざすとともに連帯意識等心の交流を深めるための推進事業として、養護教育交流(推進事業)を実施することにした。
すでに県中地区では、五月十七日に郡山養護学校在籍児童三十九名と郡山市立富田小学校三年生百三十五名が交歓会をかねて郡山市役所などの公共施設を見学しており、参加者からは、それぞれ「楽しかった。」「思い出の一ページになりそう。」など反響も大きく、今後が期待される。
本年度に予定されている交歓会及び合同野外活動は別表のとおりである。
○交歓会
期日 会場 対象校 学年 人数 9/20 霊山子どもの村 県立盲学校
県立聾福島分校
福島四小小三〜小六
小三一八
九
一五八10/9 霊山子どもの村 相馬市立養護学校
相馬市立桜丘小小三〜小六
小三二○
一三六
○合同野外活動
期日 会場 対象校 学年 人数 9/11〜12 県少年自然の家 県立盲学校
郡山市立河内中中一〜三
中二一四
六五10/5 海浜青年の家 相馬市立養護学校
相馬市立磯部中学校中一〜三
中一一一
三四11/9〜10 県少年自然の家 県立郡山養護学校
大信村立大信中中一〜三
中二四八
五一
なお、昭和五十四、五年度「心身障害児理解推進校及び交流相手校」が全国で約二百校決定したが、本県関係は次の五校である。
○推進校
・福島市立福島第四小学校
・郡山市立郡山第二中学校
○交流校
・県立盲学校
・県立聾学校福島分校
・県立郡山養護学校(肢)
交歓会・郡山養護と富田小(5月17日)
募集
候補者の推せんを受付
福島県文化功労賞
福島県では、県民文化水準の向上を目指して、文化活動の促進及び文化的遺産の保護活動などの施策に取り組んでいるが、その一環として、昭和二十七年より、本県文化の向上に永年顕著な功績のあった個人を表彰することにしており、現在までに四十六名のかたが、それぞれの部門で受賞している。
対象部門は、芸術(美術、音楽、演劇、舞踊、文芸、生活芸術等)、科学(人文科学、自然科学)、教育(学校教育、社会教育)、体育(学校体育、社会体育)の四部門で、このいずれかから二名以内を受賞者として決定し、十一月三日の文化の日に表彰式を行う。
候補者を推せんしようとする個人又は団体は、必要書類を八月三十一日(当日付消印有効)までに県教育委員会に提出すること。
なお、必要書類等詳細については、県教育庁総務課行政係か各教育事務所まで。