教育福島0042号(1979年(S54)07月)-043page
案件は各種委員の任命など
六月定例教育委員会を開く
県教育委員会定例会議は、六月十五日教育委員室において開催された。審議事項三件、教育長報告事項八件について話し合われたが、主な内容は次のとおりである。
○ 福島県産業教育審議会委員
新任者
倉島一郎(福島商工会議所副会頭)
藤田嘉平治(県議会議員)
佐久間俊忍(県立福島工業高校長)
赤井忠(県立福島商業高校長)
佐藤徳雄(福島県労組協議会議長)
及川利弥(福島県高教組委員長)
○ 福島県社会教育委員
新任者
古山直一(桑折町立醸芳小学校長)
苗村正(県連合青年会長)
佐藤実(県議会議員)
丹野清栄(県青少年問題協議会委員)
○ 福島県立図書館協議会委員
斎藤正夫(県立川俣高校長)
深谷タケ(岩瀬郡連合婦人会長)
大川原栄喜(塩川町公民館長)
辺見正治(福島市教育長)
池田善治(県議会議員)
堀口知明(福大教育学部教授)
小林忠道(福島商工会議所専務理事)
南沢馨(NHK福島放送局長)
高橋哲夫(県文化センター館長)
高山聡(県信用保証協会専務理事)
○ 福島県立図書館建設委員会委員
石川信義(県市長会長)
大串不二雄(日大工学部教授)
大内明(会津若松市立図書館長)
菅野昭二(県立図書館長)
笠原美禰(元県教育委員)
田中清太郎(県町村会長)
中井俊房(郡山市中央図書館長)
堀口知明(福大教育学部教授)
松本周司(いわき市立中央図書館長)
三浦一(県議会議員)
○ 福島県立美術館基本構想検討委員会委員
大島清次(栃木県立美術館副館長)
嘉門安雄(ブリヂストン美術館長)
西田秀穂(東北大文学部教授)
三木多聞(東京国立近代美術館企画資料課長)建設計画専門委員
磯崎康彦(福大教育学部助教授)
斎藤堯生(県文化センター美術資料課長)
佐藤光(元県教育長)
佐藤平(日大工学部助教授)
山川忠義(県美術家連盟委員長)
渡辺到源(県文化団体連合会長)
○ (財)福島県文化振興基金役員
理事長 松平勇雄(県知事)
副理事長 邊見栄之助(県教育長)
常務理事 小畠 哲(県教育次長)
理 事 高瀬喜左衛門(会津若松市長)
〃 田中清太郎(県町村会長)
〃 渡辺到源(県文化団体連合会長)
〃 佐藤光(元県教育長)
〃 高橋哲夫(県文化センター館長)
監事 赤井澄良(県銀行協会事務局長)
〃 丹治金一(県出納局長)
これは、近年の社会的・経済的諸条件の著しい変化の中で、人々はこれまでの物質充足への志向から、精神的な心の充実を願いそれぞれが個性あるより充実した生き方を求めるようになり、教養や趣味のための学習活動、芸術の鑑賞、創作などの文化活動に対する欲求が高まっていること。また、県民文化の振興は、県民一人一人の創意とくふうに基づく創造的文化活動の自主的な高まりによって促進されるものであり、すべての県民が進んで文化活動に参加できるような条件整備を進める必要があることなどを考慮し、県民の文化活動が自主的に活発に推進されるよう個人又は文化団体等の活動を援助、奨励するため設立されたものである。
昭和五十四年度は、「基金は、文化団体又は個人が行う文化活動を援助することにより、県民の自発的な文化活動推進体制づくりを促し、もって本県文化の振興に寄与するため、基金事業の適正な執行に努めるものとする」。という基本方針を確認、助成事業、顕彰事業が計画された。
(財)福島県文化振興基金は、県教育庁文化課に事務局を置き、各市町村教育委員会事務局と協力し事業がすすめられていくことになる。
英語指導主事助手を配置
今年度はジェイムズ・ホランド氏
英語教育関係者が待ち望んでいた英語指導のための助手の役割を果たす「英語指導主事助手」が配置された。任期は昭和五十四月七月一日から五十四年六月二十日までの一か年間。義務教育課に籍を置き教育センターに派遣、英語担当指導主事の職務を補佐し、現職教育、学校訪問及びクラブ活動の指導などに当たる。
本年は、西ケンタッキー大学出身のジェイムズ・ホランド氏(米国国籍コーネル大大学院学生)に決定、すでに業務に就いている。現場からの要請があれば、出向して指導することにしている。現に中学校からは希望があがってきており、日程等調整中である。また、高校からも希望があれば出向することにしており、単に教育センター内の活動だけにとどめない方向で検討している。
英語教育関係者からは歓迎されている配置ではあるが、予算がからんでいることもあり、今後制度的なものになるかどうかは流動的である。