教育福島0043号(1979年(S54)08月)-011page
進路指導年間計画
月 研修計画 情報資料 調査・検査 進路相談 進学・就職指導業務 関係機関との連けい 父母への指導 4 進路指導委員会(年間計画の検討) 自校卒業生の進路状況 進路希望調査
家庭環境調査家庭訪問
学校参観5 校内研究会
(年間計画について)知能指数(1,3) 就職業務打合わせ 学年PTA 6 父母の意識調査 定期相談 PRプリント(親と子の話し合いのすすめ)
学校参観7 進路指導委員会
(夏休みの進路指導)レディネステスト(3)
職業適正検査(3)地域懇談会、職業講話 8 職業講話(3) 9 校内研究会
(進路相談について)会社案内 進路希望調査
夏休みの体験発表から三者相談(3) 求人者との話し合い
会社案内・求人票の見方の指導就職業務打合せ 学年PTA会(3) 10 スポーツテスト 職業相談(3)
三者相談(1,2)中高連協会 11 校内研究会
(授業研究)学校案内 悩みの調査 校長面接(3) 職訓入試指導
就職選考指導高校入試選抜説明会 12 三者相談(3)
(就職生を主として)就職選考 学校参観 1 高校説明会(3) 進路希望調査 三者相談(3)(進学生)
定期相談高校説明会
学年PTA会2 高校受験指導
私立高校入試中高連協会
就職業務打合せ学校参観
学年PTA会3 進路指導委員会
(一年の反省)就職生への指導
県立高校入試
わが校における進路指導の計画と実践
猪苗代町立猪苗代中学校
酒井淳一
一、 はじめに
進路指導は、生徒みずからが自分の進路について考え、個性に応じて進路を選択し、さらに、将来の生活において自己を進歩向上させていく能力を養う生き方の指導である。そのために、教師は、生徒理解、生徒は、自己理解に努めることがたいせつである。ここに、本校の進路指導について、その一端をのべてみたいと思う。
二、 進路指導の全体計画
(一) 本校の教育目標
本校の教育目標は、「先人の遺訓を真情とし、二十一世紀に生き抜いていける人間性豊かな創造的実践人を育成する。」としている。
・明朗で豊かな心情をもつ生徒
・学業に真剣にとりくむ生徒
・健康でたくましい実践力をもつ生徒
(二) 進路指導の目標
進路指導は、学校の教育活動全体をとおして、進路への関心と理解を深めるとともに、自己の個性の理解と伸長を促し、卒業時の進路選択やその後の生活において、個性を発揮して生きていく人間に育てる。
・豊かな人生を創造しようとする態度の育成
・勤労の尊さを理解し、すすんで仕事にとりくもうとする態度の育成
・職業人としての適性を理解し、適切な進路の選択ができる能力の育成
(三) 進路指導の学年別目標
(第一学年)
・自分の将来の進路への関心を深め、初歩的であっても、実際に、進路の希望や計画をもつようになるとともに、その実現のために、自己伸長に努めようとする生徒に育てる。
(第二学年)
・自分の特色と進路の情報を理解し、いっそう明確な進路の希望や計画をもつようになるとともに、自分自身で、その希望や計画を吟味し、実現しようとする生徒に育てる。
(第三学年)
・自分の特色や進路の情報を確かめて、自分にふさわしい職業や学校を選択するとともに、その進路において、適応・向上していける能力をもつ生徒に育てる。
(四) 進路指導の方針
1) 進路指導の性格、目標等を再確認