教育福島0044号(1979年(S54)09月)-029page

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教育事務所

 

日誌

 

−県南−

 

「世界ジュニアシンポジウム」

 

「世界ジュニアシンポジウム」

 

今年は国際児童年である。多くの記念行事が各種団体の主催で行われているが、この「世界シンポジュウム」も記念行事の一つである。

この行事は去る七月二十六日から六日間、愛知県青少年公園を中心とする滋賀、三重、岐阜にまたがる広い地域で約千人の児童が参加して行われた。

参加した児童は昭和五十三年度の都道府県代表健康優良校の五・六年生である。本県からは白河市立白河第一小学校から菊地太郎君他十名と引率教師一名が参加した。日本の代表六百名の他に世界三十三か国から約三百人の子供たちが参加した。

シンポジュウムのテーマは「自然環境と人間のくらし」とか「遊びと健康」など人類の未来を左右するようなテーマについて世界の子供たちが熱心に討論していた。

その成果はタイムカプセルに保管されたり、出版物も刊行されることになっている。

このジュニアシンポジュウムに先だって、白河第一小学校の六年生は去る五月四、五、六の三日間、国立那須甲子少年自然の家で行われた「世界子どもの集い」に参加し、西町インターナショナルスクール「NIS」の外国の子供と親約二百名と楽しい交歓の集いを経験している。そのときから、「NIS」にたくさんの友達ができ、今も手紙や電話などで便りを交換している。七月のシンポジュウムに参加した子供たちは、自然の家以来三か月ぶりに、「NIS」の子供たちと感激的な再会ができた。

 

小学校社会科の副読本

 

「わたしたちの鮫川村」を発刊

 

小学校社会科学習の副読本として編集したもので、B五版、百ページ、写真百五十枚余、その他地図グラフ等を学習のねらいにそって資料を多く取り入れたすばらしい副読本が発刊された。

昨年、鮫川村教育委員会と村内校長会で話し合い、教委事務局と各小中学校から編集委員が委嘱された。

内容は、新学習指導要領に基づいて構成されている。

(1) 三年生の内容

○鮫川村のようす

○鮫川村の人びとのくらしと農家のしごと

○工場のしごと

−略−

(2) 四年生の内容

○けんこうでゆたかな生活

○安全な生活

○人々のくらしをよくするために

−略−

編集に当たって留意していること

○山村振興計画、阿武隈開発計画など進められている鮫川村の現状を学習のねらいに照らして、適切な資料を多く取り入れた。

 

▼世界の子供たちと仲よく

▲刊行された副読本

 

▲刊行された副読本

▲刊行された副読本

 

 

 


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