教育福島0044号(1979年(S54)09月)-032page
わがまちのしゃかいきょういく
視聴覚ライブラリーの充実
南会津地方広域市町村圏組合
一、地域のあらまし
南会津地方は県の南西部に位置し、南は尾瀬を境に栃木・群馬の両県に接し、西は越後山脈が山なみをなし新潟県と境する地域で、面積約二千三百平方キロメートル、香川県よりやや広いが、その九十二パーセントが山林原野である。
町村は、東部地区の田島町・下郷町、西部地区の舘岩村・伊南村・桧枝岐村・南郷村・只見町で、三町四か村、人口は約四万三千人、主なる産業は、農林業である。この地方は、尾瀬をはじめ、田子倉湖や塔のへつりなど景勝地も多く自然美あふれる地方でもある。
二、視聴ライブラリーの設置
昭和四十八年四月一日、地方自治法第二百八十四条により、南会津地方広域市町村圏組合として一部事務組合を設立し、七町村をもって組織し、視聴覚教育に関する事務を共同処理することになった。
従来、この地方には東部と西部にそれぞれフィルムライブラリーがあり、これを機動性や効率的な運営を図るため発展的に解消して一本化を図り、広域圏組合に含め視聴覚ライブラリーとして設立し今日に至っている。(表1)
三、予算
昭和五十四年度の予算は表2のとおりで、特に教材購入費はそのほとんどがフィルム購入にあてられる。
四、教材・機材の利用状況
表3は前年度の教材・機材の貸出状況を示すもので、本ライブラリー活動の概要を知る手がかりになるであろう。
表1 広域処理システムの概要図
表2 昭和54年度視聴堂ライブラリー予算 (単位:千円)
表3 昭和53年度教材・機材貸出利用状況
(菅内町村別貸出利用) (単位:回数) (貸出利用) (単位:回数)