教育福島0044号(1979年(S54)09月)-043page

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福島県立会津少年自然の家

 

−建設構想− (仮称)

 

県立としては二番目の少年自然の家が、昭和五十六年四月オープンの予定で河沼郡会津坂下町に建設が進められている。

少年自然の家は、恵まれた自然環境の中での集団宿泊生活を通じてその情操や社会性を豊かにし心身を鍛練し、もって健全な少年の育成を図ることを目的とした社会教育施設である。

現存する県少年自然の家(郡山市逢瀬町)は、昭和四十七年十月開所以来延べ利用者数三十万人を超えている。少年自然の家の持つ教育的意義と果たす役割が理解され、年々利用の希望が増大の傾向にある。

現在建設中の会津少年自然の家は、利用増も勘案した施設にするため、次のような基本的な考え方について検討された。1)大規模校の利用や中学生の活動要望に応じられること。2)肢体不自由児の利用が可能とすること。3)冬期間の利用をじゅうぶん配慮し、一年を通して利用ができるようにすること。

利用の面からは、児童生徒が小学校や中学校で少なくとも一回の利用を目標とし、各種少年団体の利用の活発化を図るなど、効率的な利用についての検討も急いでいる。

建設の概要は、およそ次のとおりである。

一 設置関係

(一) 名称 福島県立会津少年自然の家一仮称一

(二) 所在地 河沼郡会津坂下町大字八日沢字西東山四四九五の一

(三) 開所年度 昭和五十六年度

(四) 規模 宿泊定員三〇〇人(ほかにロッジ一二〇人)

※竣工想定図は写真のとおり

 

二 敷地面積等

三 主な活動

 

三 主な活動

 

宿泊訓練・オリエンテーリング・登山・ハイキング・キャンプファイヤー・スキー・体力づくり・芸術文化活動

 

四 施設利用の対象範囲

(一) 教育課程に基づく学習活動を行う義務教育諸学校の児童生徒及びその引率者

(二) 義務教育諸学校の児童生徒を主たる構成員とする少年団体に所属する者及びその引率者

(三) その他所長が適当であると認める者

 

健康優良学校児童生徒を表彰

 

本年度の健康優良学校・健康優良児童生徒を決定する最終審査会及び表彰式は、九月一日、福島女子高校で行われた。

最終審査に残ったのは、児童男女各五名、生徒男女各五名であるが、運動能力測定(五十メートル走、走り幅とび、ボール投げ、けんすい)、身体測定(身長、体重、胸囲、座高)、内科検診など厳しい審査を受けた結果、面接審査でも優秀な成績をおさめた児童男女各一名、生徒男女各一名が県一位に選ばれ表彰された。

 

●健康優良児童

片平哲也(若松市立城西小)

国井亮子(若松市立城西小)

 

●健康優良生徒

小日向正好(いわき市立平第一中)

阿部ゆみ子(霊山町立霊山中)

 

●健康優良学校

大規模校

白河市立白河第一小学校

中規模校

安達町立油井小学校

小規模校

只見町立明和小学校

中学校

該当校なし

 

 

 

 

 


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