教育福島0047号(1979年(S54)12月)-042page

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教育センターから

 

産業教育講座研修レポート

 

はじめに

 

はじめに

 

産業教育講座は、工業高校・農業高校・商業高校および高校の家庭科の担当教員を対象に実施する講座で、職業教育ないしは家庭科教育の現場に、産業界の、生きた新しい技術・手法等を注入するのがこの講座の趣旨です。

この講座は産業教育実技と産業教育実習担当教員講座に分かれていて、前者は工業科だけを対象に毎年実施されますが、後者は、今年度は農業と工業、次年は商業と家庭科というように、年間二講座ずつ行います。

今年度に実施した産業教育講座は、三講座で、その期日・受講対象・おもな内容は次のとおりです。

 

以下、各講座受講者の感想文の一部を紹介する。

 

以下、各講座受講者の感想文の一部を紹介する。

 

一、産業教育実習担当教員講座(農業)

 

○会場 福島県畜産試験場

○講師 福島農蚕高等学校長 山崎藤市

県園芸試験場 農博 熊倉正昭

県畜産試験場副場長 長谷川良博

県教育センター指導主事 平山宏

 

◆福島農蚕高等学校教諭 橋本強

二泊三日の短い期間であったが、今回の研修に参加して大変有意義でした。

山崎校長先生の講義のなかで、農業科の実習担当教員は、「なんでもできなければならない」ことについて分かりやすく、ユーモアを交えながら話されたことは、なにか心の底にズシンと落ちるものを感じた。農業教育を基礎の分野、専門の分野に大きく分けながらもそこに深い関連をもたせてすすめなければならないことを痛感した。

畜産試験場の家畜審査では、乳牛と雄牛の良し悪しを見分ける方法の指導があった。実物を見ながらの説明で、とても分かりやすく興味がもてた。このような研修を、豚や鶏についても行ってもらえば、なおよかったのではないかと思う。

また、果樹の病害虫も参考になったが、できれば園芸試験場に出向いて実習ができればよかったと思う。

研修内容・方法については、全般的によかったと思うが、短期間にしては内容が多すぎ、密度の濃いものがなかった。広い分野なので止むを得ない面もあるのだろうが、園芸・畜産ごとに重点をおいた研修も考えられる。

宿泊研修のため、各学校の先生がたと交流を深めることができた。これも収穫の一つであった。

 

二、産業教育実習担当教員講座

 

(工業土木科・建築科)

○会場 県教育センター・情報棟

見学先 福島大学建設現場

○講師 永山建築設計事務所所長 永山貴一

岩手大学教授 工博  菅野文友

東北大学教授 工博  福田 正

 

◆福島工業高等学校教諭 木村義光土木科と建築科の合同講座であるた

 

 

 


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