教育福島0047号(1979年(S54)12月)-049page
わが校を語る
西会津町立
奥川小学校
本校は霊峰飯豊山に源を発する奥川の流域に位置し、弥平四郎、大綱木、高陽根の各分校を併設し、点在する集落のため遠距離通学児を多く持つ山間へき地校である。
昭和五十三年度から算数科において基礎的な知識と技能を習得させるために作業等の操作活動を意図的に取り入れた研究を進め児童がみずから発見するよう学習のしかたを指導している。
体位体力の向上については走を中心とした体力づくりを合いことばに児童の能力に応じた計画を積極的にすすめ効果をあげている。
昭和五十一年度より第三十回、第三十一回、三十三回と県小学校音楽祭第二部(合奏)に出場し、特に今年は金賞の栄冠を獲得し「奥川小ここにあり」の印象を聴衆に与え、また全児童は、「やればできる」と大きな自信を得たのである。
今年度より、勤労生産に関心を持たせるための体験的学習として実習畑を地元より借用、そ菜栽培学習を導入した。開墾→植えつけ→施肥→除草→収穫と各学年相応の計画で行い、全児童汗を流し、働くことのたいせつさを味わった。収穫も思ったより多く、秋の奥川っ子祭り(児童会主催)を企画、裏の川原での通学ごとの芋煮会に親を招待し、親子ともども楽しいひと時を過ごした。
奥川小学校の伝統に立ち、みずから考え、判断し、実践する力を持つ児童の育成をめざし、今後とも地区民とともに努力していきたい。
校門と校舎
美しいハーモニーを
みんな苦しい、がんばろう
親といっしょの奥川っ子祭