教育福島0048号(1980年(S55)01月)-017page

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特選 実践記録

児童の学習意欲を高め運動することの楽しさを学びとらせる指導の実践

 

福島市立蓬莱小学校教諭 木村 則雄

 

一、研究の趣旨

 

本研究は、昭和五十三年度からの継続研究である。

昭和五十三年度に五年生を担任し、体育の授業や「業間体育に関する児童の意識調査」から、子供たちが運動することの楽しさを次のように感じていることが明らかになった。

 

○ 変化に富んだ、児童にとって興味関心のある学習内容であったとき。

○ 自己のめあてにむかって苦しくても努力できたとき。

○ 友達に教えてもらったり、励まされたとき。

○ 自分のめあてが達成されたとき。

 

そこで、一部題材(水泳と障害走)についてではあるが、児童一人一人が自分に合っためあてを持ち、めあて達成のため、友達と協力しあいながら学習できるくふうを取り入れた単位時間別の展開案を作成して指導した。

また、昭和五十四年度には、一年生を担任し、運動することの楽しさを体得させることは、生涯体育への基礎をつくる上でも非常にたいせつであると確信した。そこで、全領域にわたり、児童にとって興味・関心の深い学習内容を各学級担任が共通理解し、協力して単位時間ごとの展開案を作成し、実践を試みている。

二、実践構想(次表のとおり)

 

三、実践の内容

 

 

三、実践の内容

 

(一) 水泳の指導(昭和五十三年度)

◇楽しさの手だて

 

○ グループ学習(流動的グループ)

〇 水泳の進級カード

○ ストップウオッチなどの活用

 

指導当初の泳力をもとに、グループ編成をおこない、進級カードの基準を参考にして、めあてを持たせた。

また、めあてが達成されるとグループの再編成をおこない、新たなめあてにむかって努力できるようにした。

展開案は、楽しさの手だてが児童にじゅうぶん生かせるような指導過程をとり入れて作成した。(次ぺージ資料1)

(二) 障害走の指導(昭和五十三年度)

◇ 楽しさの手だて

 

 

 


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