教育福島0048号(1980年(S55)01月)-028page
小学校五、六年、四十名名(五、六年在籍数の六十三パーセントに当たる)
3) 事業計画(表1参照)
四) 運営組織並びに状況
ア 運営委員会は、公民館長、社教指導員、青年学級生代表、公民館運営審議員により構成し、少年教室の全体計画、年間治動計画を作成する。青年学級生はボランテアとして少年教室活動の助言指導に当たる。
イ 青年学級生ボランテアは、青年学級生および青年学級OBの中から少年団体活動に理解と意欲のあるものを選んで委嘱した。
ウ 青年学級生ボランテアは、必要に応じ研修会をもち少年教室指導について研修する機会をもっている。
エ 少年教室は、地域子供会のリーダー養成を目的としているので小学校五・六年生の中から希望者を募り編成したが希望率は高い。
四、事業の効果と今後の課題
1) 事業の効果
ア 集会をもつたびに、子供たちは仲間意識を高め友愛の精神が養われたようである。
イ 野外活動をとおして責任感や協力の態度が向上した。
ウ 子供会活動に対する親の関心が高まった。
2) 今後の課題
ア 少年教室で習得したリーダーシップを部落子供会活動に役立たせるための施策を検討する。
イ 地域社会や家庭に対して子供会活動の理解協力を求める方策を考える。
最後に少年教室に参加した児童の作文を紹介する。
○ オリエンテーリング
七月二十五日少年教室でオリエンテーリングをやりました。
ぼくの班は第五班で白岩ひろよし君と仁美ちゃんとぼくの三人でした。一班から五分おきに出発しました。三けいしゃの所や、やぶの中で道をなんどもまちがえて、あわててもどったりしてやっとつきましたがなんとか三位になることができました。つらいけれどもたのしかった。
(五年宮城浩司)
○キャンプの思い出
八月一日から三日まで大熊町の海岸でキャンプをしましました。一番楽しかったことは自分たちで朝、昼、夕の食事をつくることでした。みんなで仕事をうけもってやりました。ごはんがこげつきみんなで笑いながらたべたこともありました。キャンプファイヤーではみんなでうたをうたったり、班ごとにだしものをして遊んだり、思い出の多いキャンプでした。らい年もいきたいと思います。
(六年松本美奈子)
表1 事業計画
オリエンテーリング(天王山頂上)
テント張りも楽しく(キャンプ)