教育福島0051号(1980年(S55)06月)-006page
心身障害児の生徒指導
特集
学習発表会(聾学校福島分校)
生徒指導の観点として、(一)生徒指導が人間形成のうえで真に必要な教育機能であることを認識しているか。
(二)児童生徒の実態に基づいて、生徒指導上の問題点が明らかにされているか。
(三)児童生徒一人一人の内面にまで触れて児童生徒を理解しようと努めているか等が考えられる。このような観点にたって、養護教育諸学校でも、生徒指導に当たっているが、三歳の幼児から十八歳の生徒までを扱い、更に過年齢児をかかえている学校の特質上苦労が多い。(表1)
表1 養護教育諸学校の学部設置形態
学部編成 学校数 幼稚部・小学部・中学部・高等部で編成 1 幼稚部・小学部で編成 3 小学部・中学部で編成 13 小学部・中学部・高等部で編成 2 小学部・中学部・高等部・専攻科で編成 1 ※学校は県立、市立とし、分校は1校と数えた。