教育福島0051号(1980年(S55)06月)-032page
の命数法を理解させる。
3)過程<資料2参照>
4)事前テストPl・事後テストΡ2の結果
※有効度指数=76.2
四まとめ
(一)明らかになったこと
1)操作活動している児童の様子は、意欲的であり、どの児童も自分の考え方で並べ、あきてしまうような児童は一人もいなかった。低学年における操作活動の大切さを再確認させられた。
2)実際に数えて、量を手でさわる、いわゆる量感を感じとらせる指導は学習を楽しく興味づけるものである。
3)「聞けば忘れ、見れば覚え、行えば理解できる」という実感を、児童の反応からうかがうことができた。
4)操作活動は、次への発展課題を常にもちあわせていく必要がある。これがないと、中身のない単なる「あそび」となってしまうおそれがある。
うまくいくかなあ
(二)今後の課題
1)数の概念は抽象的なものであり、ことばでも、ものでも示しにくいものであるだけに、一層具体的なものを取り扱いながら、確かな概念を作っていく必要がある。
2)児童が思考を働かせるときは、具体的なものを念頭において考えているといわれている。したがって、算数におけるいろいろな原理の理解に当たっても、ことばで説明するよりも、具体的なものの操作を通して一般化させていくことが必要である。3) 操作活動にも児童に個人差があり個別化を考慮していく必要がある。
そうら、うまくいったぞ