教育福島0052号(1980年(S55)07月)-035page

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けん引の運転操作(実技)

 

けん引の運転操作(実技)

 

本校関係 校長 塩田諭

教頭 鈴木雄一

″ 飯高延由

教諭 鈴木茂雄

″ 円谷敏雄

″ 伊藤文午郎

″ 平栗清八

 

以上のかたがたの出席によって行われた。この結果、今年度の大学講座を新しい農業技術の学習の一つとして、大型農業機械の知識と技術について修得し、更に大型特殊けん引免許の取得に要する機能の養成とアタッチメントに関する技能を併せて修得し、農業経営の合理化に役たてることを目的として県立白河実業高等学校を開設校とし白河市、西白河郡在住者で農業に従事している者を対象に開講することに決定された。

十一月二十六日(月)〜十二月一日(土)の六日間にわたって表1の講座日程で実施した。

 

講師には、西白河郡農業改良普及所長の中島蔵光先生、福島県農業経営大学校の出岸先生、本校からは農業科担当教諭四名と実習助手二名が当たり、六日間三十二時間の講座を前の二日間は本校農場で、後の四日間を農業経営大学校で受講生四十名をもって終了することができた。

本校の自営者研究会の会員を主体に地域の農業関係従事者を対象に講座を実施したが、大型トラクター及び同けん引の基礎知識、運転操作を主に講義と実習をしたので受講者は開講日より閉講日に至るまで、よく持導者、助言者の指導助言に従って受講した。途中天候不良の日もあって運転操作に苦労した日もあったが、受講者の態度は講座内容が自家の農業経営上直接密着したものであり必要性の高いものであるためか、終始直面目で真剣に進められた。受講者の中には乗用車の運転操作を始めて経験するものもいたので特に注意をして指導に当たった結果、全員無事故で効果的に講座を終わることができた。

 

トラクター運転操作(コース)

 

トラクター運転操作(コース)

 

・受講者の反省

一 トラクターの機能が、いろいろあったので操作が容易でなかった。

二 学校の先生がたが、一生懸命に教えて下さったので大変ありがたかった。

三 初めてトラクターに乗って操作が容易でなかったが反面楽しかった。

四 受講生の数に対してトラクターの台数が少なかった。など

本講座の成功は、地域の関係官庁、諸団体の御協力と農業経営大学校の特段の御配慮、本校教職員の理解と御協力のもとにできたのである。

 

 

構造・取り扱いの講義

 

構造・取り扱いの講義

 

表1 成人大学講座日程

 

表1 成人大学講座日程

 

 

 

 


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