教育福島0054号(1980年(S55)09月)-018page
いほか、普通科の着実な上昇が注目される。
女子については、すべての学科において全面的に下降し、前年比で三・一パーセントの著しい落ち込みとなっている。
職業学科全体の就職率は八〇・九パーセントで前年度(八十一・七パーセント)より○・八パーセント低下したが、なかでも家庭科における低落(六・四パーセント)が著しい。
就職者の実数では、普通科の五千六百十五人が最も多く、就職者全体の四十三・九パーセントを占め、前年度(四十三・五パーセント)よりさらに上まわった。
(二) 産業別就業状況(表6参照)
製造業四千九百四十一人(三十七・二パーセント)、卸、小売業三千三百四十七人(二十五・二パーセント)、サービス業千八百五十二人(十三・一パーセント)が例年に引き続き上位を占め、全体の七十六・三パーセントで四分の三を超え、前年度(七十四・二パーセント)より更に四・一パーセントの大きな伸びを示した。これは、好況に支えられた製造部門において、前年比で五パーセントの著しい増加をみせたことが大きく寄与したものといえる。
ちなみに、就業構造によってこれをみると、農林、水産業などの一次産業
全日制男女別進学率
%( )内は前年度
種別
男女別立大学 短期大学 計 各種学校等(予備校を除く) 次年度進学希望者 国立 公立 私立 男 4.9(5.4) 0.2(0.4) 14.9(14.6) 1.0(1.2) 21.1(21.7 9.8(9.4) 15.9(15.7) 女 1.9(1.6) 0.1(0.1) 6.2(6.9) 16.8(16.8) 25.1(25.4 l6.7(17.4) 3.8(3.9) 計 3.4(3.5) 0.2(0.2) 10.7(10.9) 8.6(8.7) 23.1(23.5) 13.1(13.3) 10.0(10.0)
表1 公立高等学校卒業者の進学状況(実数)