教育福島0055号(1980年(S55)10月)-046page

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福島市立北沢又小学校

 

奉仕作業(クレーン運動)

 

正面玄関

 

正面玄関

 

六年

 

六年

山田静夫

 

ぼくたちの北沢又小学校は、昭和五十四年四月、福島市立清水小学校から分かれて新設され、二年目を迎えました。

学校の近くには、いつもぼくたちの心をなぐさめてくれる松川や、地域の人々が昔から親しんできた天然記念物の馬場の桜などがあります。

また、学校からは、吾妻山の景色も美しく見えます。

このようなすばらしい環境で毎日勉強したり、運動したりできるぼくたちは、ほんとうに幸せです。

ぼくたちの先輩は、いつもこつこつと働き、みんなで手を取りあって地域の繁栄につくしてきました。この美しく、たくましい心をぼくたちが受けついで新しい伝統づくりをめざしています。

そこで、今年度は、特に「元気のよい子ども」という教育目標に力を入れ全員でがんばっています。

ぼくたちの児童会でも、この目標を達成するために次のような運動をすすめています。

限りある資源を少しでも節約しようと「資源節約運動」、人間の信頼はあいさつからと「オアシス運動」、自分に気づき相手に気づくということで、友達が困っているときは、小さな親切をしようと「気がつく運動」などをみんなのめあてにして努力しています。

また、新入生を迎え、いっしょに歌ったり、おどったり、記念の鉢をプレゼントしたりする「一年生を迎える会」や、ぼくたち一人一人が心をこめて作った手作りの贈り物のしおりを卒業生に手わたし、別れのあいさつをする「六年生を送る会」なども行っています。

また、市で行っているクリーン運動を学校でも取り入れ、自分たちの学校は自分たちできれいにしようと日を決めて全校で奉仕作業をしています。

これらの行事は、児童会の役員がみんなで話し合って決め、役員が先頭にたって実行しています。

ぼくたちの学校は誕生したばかりの学校です。みんなで協力し合って、新しい校風や伝統づくりに励んでいきたいと思っています。

 

ぼくの学校わたしの学校

 

ぼくの学校わたしの学校

 

 

 


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