教育福島0056号(1980年(S55)11月)-007page

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期総合教育計画の中に位置づけ推進している。

第一に、教職員の健康管理の充実である。短期人間ドック、婦人科検診等の健康管理事業を実施しているが、教職員の健康管理については年々重要視され、また教職員自身の健康管理意識の高揚にともない、受診希望者も増加しているため、これにこたえるべく毎年検診人員の枠の拡大を図っている。

第二に、教職員福利厚生施設の整備である。昨年六月に公立学校共済組合の県内二つ目の施設として「郡山会館」がオープンしたが、会議研修の場として多くの教職員に利用されている。

また「あづま荘」では利用者の要望を取り入れ、洋大会議室等の整備など館内の改装を行った。

第三に、教職員住宅の整備である。公立学校共済組合の資金活用による教職員住宅の建設については、県及び各市町村が計画を立て、整備を行っているが、今年度の計画は、県教職員住宅一棟二十四戸をいわき市内郷に建設中であるが、市町村立学校教職員住宅についても三戸建設が計画され工事が進められている。

第四に、教職員の持家促進事業の充実であるが、本年四月に公立学校共済組合の貸付規程が改正され、住宅貸付についても一部限度の引き上げがされて充実が図られたが、これにより一層教職員の持家促進が図られるものと期待される。

 

福祉・厚生事業

 

教職員の福祉厚生事業については、昭和五十四年度教職員の意識調査を実施し、事業全般について見直しを行った。この見直しに基づき本年度の事業を効果的に実施してしる。

 

一 健康管理事業

 

(一) 短期人間ドック

教職員健康管理事業の最重点事業として年々拡充を図り、成人病をはじめその他疾病の早期発見、早期治療に努

 

図1 昭和54年度人間ドック検査項目別年齢別結果状況

表1 昭和55年度人間ドック実施状況

 

表1 昭和55年度人間ドック実施状況

表1 昭和55年度人間ドック実施状況

 

表2 昭和54年度人間ドック実施結果分類表

検査項目受診者指導基準
ABCD
一般理学1,36479129823842
呼吸器系1,6371,355204708
循環器系1,636629473313221
消化器系1,63674554328761
腎機能1,6361,3331999212
胆のう1,6021,4181284412
肝機能1,6371,3811329628
糖尿病1,637856430251100
血液系1,6371,2812398829
血清1,6071,5633284
外科562464582911
耳鼻咽喉4383814467
歯科2012215
眼科1,6081,0814315244
皮膚科3012892010
婦人科472376691611

(注)指導上の区分(表2、図1共通)

A……異常なし。

B……僅かに異常を認めるが、日常生活上支障なし。

C……日常生活上注意を要する。改めて精密検査を要する。

D……治療を要する。

 

 

 


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