教育福島0056号(1980年(S55)11月)-037page

[検索] [目次] [PDF] [前] [次]

自己の個性、能力、生活体験などを生かして実践活動する態度を身につける。

2)学習計画(別表)

(3) 実践活動

・老人の健康検診補助 四月〜三月

・本の読み聞かせ

対象 幼児、小学生一年〜四年 五月〜一月

・救護院訪間

救護院生の誕生演芸訪問年三回

・花壇の手入れ

サルビア・マリーゴールドなど

 

六 学級運営の反省

 

(1) 成果のあがっている点

1)ボランティア活動に対する理解の深まりが見られた。特に従来の奉仕活動から社会教育で考えるボランティア活動へと広義にとらえるようになった。

2)何らかの形で奉仕活動をしていて問題をもって学習に参加した人がかなりあり、実践活動への効果があがっている。

3)特殊な人が特殊な技術をもってする活動でないことの理解ができ、自分の可能な範囲で参加が気軽にできるようになった。

4)ボランティア活動の大切さを知るとともに地域状況への理解が深まり進んで参加しようとする態度が見えてきた。

5)長年ボランティア学級で学習した人が学級での学習から離れ自主的なボランティア実践グループをつくり活動はじめた。

(2) 問題となる点

1)学習内容の計画の充実を図ること。

2)特技個性を生かした実践活動グループの編成などを考えてはどうか。

3)地域ぐるみのボランティア活動推進のため、どのような手だてをすればよいか。

 

七 おわりに

 

ボランティア活動はいくら善意があっても奉仕活動はできない。善意にプラス技術と研修があってこそ真の奉仕貢献の仕事ができるといわれる。

自発的に労力と才能を提供するよう努力を続けたいと思う。

(社会教育指導員 古河タツ)

 

手植えのサルビアの前で

手植えのサルビアの前で

 

-国際障害者年テーマ-完全参加と平等

 

昭和55年度学習計画

 

7月8日(火)身障者施設並びに老人ホームの実態とボランティア市の福祉関係施設の訪問
・喜多方市養護学校
・老人ホーム「松風園」
見学
話し合い
演劇慰問
養護学校長
清水光好
松風園々長
川崎保男
9月9日(火)ボランティア活動の実際先進地視察(白河市)
活動の実際と問題点
太陽の国の施設見学
身体障害者養護施設
特別養護老人ホーム
話し合い
見学
白河市中央公民館長
鈴木美男
劇団員
太陽の国館長
10月14日(火)事故と病気の救急措置乳幼児のかかり易い病気
乳幼児の事故とその対策
講義
実技
日本赤十字社
福島支部
金子徳太郎
11月11日(火)当市におけるボランティア活動の現状市内ボランティアサークル活動の現状
活動についての紹介
活動状況の発表
話し合い
各サークルの代表者
12月9日(火)ボランティア活動の内外の情勢と今後の課題ボランティア活動の望ましい方向を考える講演学識経験者
S56.3月10日(火)ボランティア活動と人間関係
年間学習の反省
次年度の見通し
閉講式
ボランティア活動と人間関係
年間学習の反省
次年度の見通し
閉講式
フィルム
フォーラム
話し合い(反省)
市館長
岩本武雄
市社教指導員
古河夕ツ

 

 

 


[検索] [目次] [PDF] [前] [次]

掲載情報の著作権は情報提供者及び福島県教育委員会に帰属します。