教育福島0056号(1980年(S55)11月)-042page

[検索] [目次] [PDF] [前] [次]

福島県立東白川農商高等学校鮫川分校

 

▼校舎と体育館

只今、化学の実験中▼

 

只今、化学の実験中▼

二年

 

二年

関根秋子

 

私たちの校舎は、木造二階建ての小さな校舎です。だから初めて見る人は「小さくて、古いなあ」と思うらしいのです。他の学校と比べると、半分くらいの規模しかないのですから。

どのくらい古いかというと、昨年、三十周年記念式典が行われました。そうです、三十年の歴史を持っているのです。その三十年の問に、たくさんのできごとがありました。学校の場所が変わり、名称が変わり、施設、設備の不便さを少しでも解消しようと先輩たちの手で水がひかれ、体育館への通路が作られたことなど、本当にたくさんのことがありました。

現在、生徒の数は百名に満たないのですが、一人一人いろんなことにがんばっています。私たちの学校生活の中の、運転者会の仕事について、まず紹介したいと思います。

運転者会は免許所有生徒が中心になって構成され、交通事故防止と安全運転を身につけることを主な目的としています。毎月「一」のつく日には、運転者会の役員が学校近くのT字路に立ち、登校してくる生徒たちの安全を見ます。一学期末には「交通安全四週間運動」を実施しました。毎日だったので係りの生徒は大変でした。

同じく運転者会が中心になって全校生徒に協力を呼びかけ、年に数回、村内の道路清掃をします。カーブミラーの汚れをふき取り、道端のゴミを拾い自分たちの通学路をきれいにします。

学校生活で残念なのは、校庭がないことです。テニスコートがやっと一面とれるだけなので、体育の授業は室内でできるものに限られてしまいます。放課後の部活動でも、バレー部と卓球部が一緒なので、特に卓球部の人たちは、いつ飛んでくるかわからないボールを気にしながら練習しているので、不自由だろうと思います。

今年は十一月に学校祭があります。生徒会を始め、各特別クラブも、今、準備のまっ最中です。みんなで力をあわせて成功させたいと思っています。いくら小さな学校でも、大きな学校に負けられません。これが私たちの学校です。

 

ぼくの学校わたしの学校

 

ぼくの学校わたしの学校

 

 

 


[検索] [目次] [PDF] [前] [次]

掲載情報の著作権は情報提供者及び福島県教育委員会に帰属します。