教育福島0058号(1981年(S56)01月)-007page

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教育研究の推進

 

特集

 

教職員の実践研究論文を読んで

福島県教育庁義務教育課長

舘光雄

 

審査風景

 

審査風景

 

県内の幼・小・中・養護学校の先生がたから提出された実践研究論文が、今年は六十八編に及びました。

これらの作品は、各教科、道徳、特別活動、生徒指導、学校・学級経営等多くの領域にわたるとともに、一年間を通した継続的な研究から短期間の研究まで、幅広い範囲に及んでおります。

いずれの内容からも、児童生徒の健全な育成を目指して、日常の教育実践に努めておられる先生がたの真摯(し)な姿がうかがわれ心強く感じました。

また、応募者も校長、教頭、教諭の広い範囲にわたっておりますが、特にグループによる研究が充実してきているのも今年の特徴です。本年度から幼稚園の先生がたからも応募していただこうと企画したのですが応募者がなかったことは淋しく思いました。

八十年代の新しい教育を志向するとき、個別化の問題、評価のあり方、合科的学習の充実等、先生がたのより一層の創意工夫に期待されるところが大なるものがあります。

この要請に応えるためにも、本誌に紹介された作品の内容や、審査に当たっていただいた先生がたの講評を参考にされるとともに、自校の問題点を明確にして、先生がた一人一人が主体的に、教育の課題解決に取り組まれるよう希望します。

 

長谷川審査委員長

 

長谷川審査委員長

 

第十回幼・小・中・養護学校教職員研究論文募集及び審査結果について

この教職員研究論文募集の趣旨は、教職員の自主的な研究を推奨することによって、研修意欲や専門性の向上に資するとともに、児童生徒の学力を高め豊かな人間性の育成を図るものである。

 

一 応募数

総数六十八編の応募があり、教職員各位の日ごろの意欲的な研究態度をうかがうことができる。

管内別、教科等別の応募数は表1、2のとおりである。

 

二 入賞者

審査の結果、表3のとおり十四編を入賞とした。

 

三 審査

(1) 審査基準

・研究対象、実践意図の適切性

・研究計画、内容の適切性

・資料及び解釈の適切性

・実践過程、評価の改善

・論旨の一貫性、まとめの適切性

 

(2) 審査

各教育事務所及び義務教育課において予備審査を行い、十一月七日、

 

 

 


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