教育福島0058号(1981年(S56)01月)-015page

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特選

 

到達基準を明確にした接続語の指導

郡山市立橘小学校教諭 渡部裕之

 

一 研究の趣旨

指示語や接続語の役割や使い方は、文章読解や作文指導上重要な部分をしめている。指示語や接続語の役割や使い方を正しく理解させることは、文章の内容を正確に読み取らせたり、論理的に筋のとおった文章を書く力をつけるためにも重要な指導内容となる。

しかし、現実には学習指導や学力テストなどの結果や児童が書いた作文内容からみても、指示語や接続語の役割と使い方が十分理解されているとはいえない。原因として考えられるのは、

(1) 指導計画が系統的でない。

(2) 到達基準が明確でない。

(3) 文章読解、作文指導などにおいて

学習が単調であり、単発的で計画的意図的指導がなかったなどである。

そこで、接続語(自立語のみ)の指導に限定し、学年系統をおさえ、到達目標を明確に設定し、児童に練習作文などの作業活動を通して学習に取り組ませていけば、接続語の役割と使い方の力は高まり、文章読解や作文する力が高まるものと考え研究に取り組んだ。

 

二 仮説

接続語(自立語のみ)について、教科書教材の配列に従がい、各学年の系統をおさえ到達基準を明確にし、練習作文で指導すれば、接続語の役割や使い方を高めることができる。

(具体的な手だては、資料1)

 

三 計画(略)

 

四 概要と考察

1 研究の経過

(1) 学習指導要領(国語科)によると指示語や接続語に関するねらいは、役割と使い方に気付く(二年)→使

 

資料1 具体的な手だて 〔5年生の場合〕

 

 

 

 

 


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