教育福島0058号(1981年(S56)01月)-023page

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ルのランニングコースを全員で走るのである。このコースは交通量も少なく安心して走らせることができる。往復の時間も短縮され、記録も著しく向上してきている。(以下略)

 

ロードランニング

 

ロードランニング

 

生徒指導委員会

・基本的な生活習慣の徹底

地域の特殊性もあろうが、基本的生活習慣が一般に欠如している生徒が多い。本年度は生活プログラムを検討し、日課表に照合したものを作成した。学級担任による学級指導、短学活での指導、生徒会活動の風紀週番委員会の活躍、学級での係り活動の推進によりその徹底を図ってきた。(以下略)

 

特別活動委員会

・リーダー講習会

生徒会活動の活発化を図るには、それにたずさわるリーダーを養成しなければならない。本校では生徒会各ポジションのリーダーとしての自覚と資質を高めることを目標にリーダー講習会を実施し効果をあげている。(以下略)

 

安全教育委員会

・通学指導の強化

全職員による通学指導は、毎月強化週間を決めて実施している。二学期以降自転車通学が全面禁止され、それに伴い、家に帰ってからの自転車利用の際の指導も強化している。(以下略)

 

通学指導

 

通学指導

 

情操教育委員会

・校内学年別合唱コンクールの実施

合唱の楽しさを味わい、学級全員の協力性を養うことを目的に合唱コンクールを実施した。練習不足等もあったが、各学級のまとまりをもりあげ、美しいハーモニーを鑑賞することができた。(以下略)

 

施設・設備委員会

・校地の緑地化と草刈り作業の実施

他校に比較して、樹木、花壇が少ない。情操教育面から一学級に一つの花壇ということになり、土地の確保が難しかったが、三十四学級分の花壇を六月下旬までに完成した。また、父兄にたよっていた土手の草刈り作業も、全校生徒の奉仕作業で無事終了することができた。(以下略)

 

家庭地域連携委員会

・授業参観日と小運動会の実施

授業参観日の出席率は昨年まで大変低かった。本年度は授業参観日を日曜日とし、これを機会に親と子がもっと膚でふれあって親密感をますようにと小運動会を実施した。大変好評であった。(以下略)

 

三 まとめと反省

プロジェクトチームをつくり、学校教育目標の具現化にむかって出発したがまだその期間は短かい。成果というまでにはいかないが変容しつつあることは事実である。それらの点をあげてみると、

職員側には、

○ 学校教育目標の「計画段階」の重要性を認識するようになってきた。

○ 共通の目標にむかう積極的な姿勢がでてきた。

○ 小委員会(五人−六人)の中では企画、立案する立場におかれ、自分の地位、役割りが重んじられることでの責任感がでてきた。

○ 自分の考えが目標設定に反映されることによる仕事への意欲と関心がでてきた。

○ すすんで協力し、情報交換をする機会を多くもつようになった。

生徒側には、

○ 職員の積極的な働きかけで、活動に主体性がみられるようになった。

○ 自分のおかれている立場を理解し積極的に協力しようとする姿勢がでてきた。

○ 一人一人に、やればできるんだという意識が少しずつ芽ばえてきた。

など、よい面もあるが今後具現化にむかって進む上で、校務分掌との関連など課題も多い。しかし、苦にすべきことではないと考えている。それはこうした本校独自のプロジェクトチームによる目標具現化の試みが、職員全体のモラールの高揚につながっているからである。

 

 

 


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