教育福島0059号(1981年(S56)02月)-016page

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けさせる

(一) 地理的分野、歴史的分野では、特に地球儀、各種の地図、歴史年表等を整備充実して、その効果的な使い方を習得させる。

(二) 公民的分野では、各種の統計資料や記事等を収集し、その利用の仕方に慣れさせる。

(三) 各分野を通じて、特に身近な資料や視聴覚資料を充実し、その活用を通して具体的に考察する態度を養う。

 

五 学習の評価やまとめを適切に行い基礎的・基本的事項の定着を図る

(一) 観点別学習状況の趣旨を生かして評価の観点や方法を明確にし、適切な評価に努め、追指導を徹底する。

(二) 各種のテスト、作品、学習の様子等、評価の方法を工夫し、知識、理解面だけでなく、社会的事象を総合的に考察し公正に判断しようとする態度、能力を多面的に評価する。

(三) 一単位時間や単元の終末段階の指導方法を工夫し、まとめを確実に行う。

 

高等学校

 

人間尊重の立場を基本として、社会における人間のあり方の思索を深め、社会と人間に関する基本的問題についての理解を図る。広い視野から社会生活の意義を考える能力や、国家・社会の一員としての自覚をもち、その発展に寄与する態度などの基礎を養う。このため、次の事項について更に努力することが望まれる。

 

一 指導計画の改善に努める

(一) 社会科の目標と各科目の目標や内容を的確に把握し、科目間の関連を図るとともに、地域や学校の実態、生徒の能力・適性・進路等を考慮しながら、弾力性のある指導計画の作成に努める。

(二) 中学校との学習内容の関連に十分留意し、社会生活の諸問題に対して正しく対処する能力・態度・習慣の育成等が中・高一貫してなされるような指導計画の作成に努める。

(三) 生徒の学習到達の実態をふまえて指導計画を常に点検し、その再構成を含めて、計画と実施の一体化を図るように努める。

 

二 指導内容の精選・構造化を図る

(一) 教材そのものの深い研究に努めるとともに、多様化した生徒の実態をふまえ、基礎的・基本的な内容を精選し、それらの相互関連に留意しながら、生徒の理解が容易になるように教材の構造化を図る。

(二) 生徒の思考過程を重視した学習をより有効にするために、教科書等に掲載されている写真、図版、統計等の活用について工夫し、更に生徒の学習に有効な資料を豊かに用意するように配慮する。

 

三 学習指導法の研究と授業の充美に努める

(一) 能力・適性・進路等ますます多様化した生徒に対し、個別的な指導を重視しながら、生徒を積極的に学習に参加させる指導方法を工夫し、その実践に努める。

その際、生徒の興味や疑問をほりおこし、それを学習過程の中に位置づけ、集団の課題意識として組織しながら学習の深化、拡充を図るように努める。

(二) 精選された資料や教育機器などの活用により、学習内容に対する興味や意欲を喚起するとともに、学習過程における資料や教育機器などの活用場面を十分に工夫し、生徒の理解や思考が一層深まるような指導法の工夫に努力する。

 

四 学習評価の改善を図る

(一) 知識・理解の評価のみに偏らず、日常生活における社会事象への関心の度合いや、考察が態度の評価にも留意し、学習活動を多面的に評価するように努める。

(二) 生徒の学習活動を常に観察して、目標達成の過程における評価を工夫し、各生徒の学習が適切に行われるように努める。

 

五 「現代社会」学習指導の準備に努める

五十七年度から実施される「現代社会」の学習指導が適切に行われるために、「現代社会」の設置の趣旨と科目のねらいを的確に把握し、社会科担当教員全体の共通理解を図りながら、地域や学校の実態に合致した年間指導計画及び毎時の学習指導計画等の立案に努めるとともに、学習指導の展開に必要な資料の収集に努める。

 

算数・数学

 

小学校

 

学習指導要領の趣旨を十分に理解す

 

 

 


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