教育福島0059号(1981年(S56)02月)-000page
![]() ![]() |
![]() |
教育福島
’81 2・3
表紙絵に寄せて 酒井昌之
雪の摺上川(中茂庭)
自然の美しさは、いつも私たちの心に語りかけることを忘れはしない。
春の淡い色彩が、夏の灼熱に濾過され、黄葉の交響曲を奏でると、冬の足音が、妙に忙わしく時を刻みはじめる。摺上川の冬景色は、雑木の山々を背景にして、嫋やかな曲線を描く。
やわらかな雪面は、清流の向こう測で、硬い直線に変化する。
点在する家々の暗い部分が、一時、雪の純白な光沢に抗するように感じられるが、やがて、静かに融けこんでいく。
青墨と顔彩が、手もとの水彩紙に、一つの心象風景を創りだす。
四季は、自然の道化師である。
(福島県立梁川高等学校教諭)
目次
表紙題字 福島県教育委員会教育長 邊見榮之助
巻頭言 [PDF]豊かな自然の中で 福島県教育庁総務課長 伊勢呂裕史
特集
昭和56年度
ふるさと探訪 [PDF]天鏡閣(猪苗代町)・田島祇園祭のおとうや行事(田島町
![]()
![]() ![]() |
![]() |