教育福島0060号(1981年(S56)04月)-034page
まちからむらからこんにちは
わがまちの社会体育
会津高田町教育委員会
一 はじめに
会津高田町は、会津平野の西南に位置し、人口一万六千八百六十九人(昭和五十六年三月一日現在)、面積百九十四.六四キロ平方メートルの農林業の町です。
わが町では、活力ある町づくりの推進、健康と体力の向上を図る社会体育の推進、創造と情操をはぐくむ芸術文化の振興の三本の柱を立て、生涯教育及び生涯体育の振興充実を図っています。社会体育の推進を図る重点施策として、
1 社会体育事業の拡充
2 社会体育施設の整備拡充
3 社会体育団体の育成
の三点をあげ、スポーツによって、体力つくり、人づくり、地域づくりを図り、健康で明るく住みよい、豊かな魅力ある町づくりを目指し、日夜努力しています。
二 社会体育事業
地区公民館制(七地区)をとって、社会教育、社会体育の振興を図っている関係から、全町にわたっての事業と地区の特徴を生かした地区単位の事業の二本立てで活発に活動しています。
主な事業は次のとおりです。
(一) 全町対象の事業
・町民スポーツ大会(県民スポーツ大会両沼大会出場予選会)
五種目にわたって、七地区から選出された選手が、チーム編成し、両沼大会の出場権をかけて、技を競います。昭和五十五年度には、家庭バレーボール、卓球チームが、両沼、会津大会で勝ち、中央大会まで、駒を進めることができました。
・ナイター親子トリム教室
八月の夏休みの一週間、月の光とナイターのカクテル光線に照らされながら親と子が、フォークダンス、ボールゲーム、なわ体操等を一緒に運動し、スキンシップ、夏休みの不規則になりがちな生活にうるおいを与えて、大変好評な事業です。
・高齢者運動会
毎年敬老の日に先がけて九月十二日に、運動する機会の少ない高齢者が、昼食の重箱を持ち、息子や孫の車で送られて参加します。童心にかえり個人団体種目や高田甚句総おどりなどで楽しく一日を過ごします。
(二) 地区の事業
・陸上競技会
地区の特色を生かし、地区ナンバーワンの記録を競い合い、記録更新をめざし年々盛んになっています。
・地区一周青少年駅伝競走
小学生から中学、高校生、青年を含めて、部落ごとチームを作り、地区の要点を回っての駅伝競走で、部落民ぐるみで盛んに応援合戦がくりひろげられます。
表1 現有社会体育施設