教育福島0060号(1981年(S56)04月)-000page
教育福島
'814・5
表紙絵に寄せて 柳沼定雄
ふるさとの山・川 早春
阿武隈川の上流は、那須連峰・甲子山を水源として、西郷、白河を蛇行しながら流れる。遠く那須山系を望む、ここ泉崎村・関和久を写生地とし早春の風景をスケッチする。
この附近には、白鳳期のものと思われる借宿廃寺跡・白河軍団跡など、数多くの遺跡がある。右手に鳥峠、左手には「みちのくのあぶくま川のあなたにや人忘れずの山はさかしき」(古今六帖)に歌われ、人々の郷愁をそそった人忘れず山、別名新地山もある。
最近は、河川工事どのため、川岸の趣も大分変わったが、この辺は、往時の情景をしのぶことのできる、長閑な田園地帯である。
(福島県立白河女子高等学校教諭)
目次
表紙題字 福島県教育委員会教育長 邊 見 榮之助
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和知正隆・川瀬正三郎・尾形茂夫・
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