教育福島0062号(1981年(S56)07月)-016page
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ムルームが同一歩調で面接するように心がけた。特殊な問題を持つ生徒については、事例研究会を開くと同時に、相談カルテを作成し進路指導部に依頼した。なお、九月にも補充面接相談月間を設定、実施した。
○進路指導部による面接相談
各ホームルーム担任から依頼のあった生徒については、相談カルテによって相談を実施したほか、生徒の自発的来談にその都度応じ助言した。
事例研究会は、各学年ごとに、ホームルーム担任と進路指導部の係が参加して、生徒の個々の問題について検討し、それぞれのケースに対する指導について共通理解を図り、教師の研修を深めた。
これらの実践を通して、学力不足をどうしたらよいかと悩んでいる生徒が多く、努力もしないで半ばあきらめている者もあり、就職はするが生活設計がない者もいて、真剣に取り組む姿勢が乏しい。
進学は各種学校や専門学校への希望が多いが、その内容についての理解が十分でない。父兄は本人や学校任せが多く、進学についての認識は低いことなどが分かった。このことから、進路指導のより一層の充実を図り、自己理解を深め、生活に目的と張り合いを持たせることの重要さを再確認した。
ロングホームルーム進路指導年間計画表 表1
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表2
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(三) 家庭に対する働きかけ
生徒の進路については、親が大きな影響を与えているが、その親の八○%は、教師に、子供のよき相談相手となってほしいと要望している。このことから、1)進路だよりの発行2)進路意識アンケート3)進路相談・三者面談4)方部懇談を実施して、家庭に情報を提供し、保護者の要望を聴きながら、相互の連携を密にし指導の充実を図った。
特に、生徒・保護者・担任の三者面談は、相互理解を促し、より深みのある相談ができて有意義であった。
五 今後の課題
この研究は生徒の自己実現を援助し
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