教育福島0063号(1981年(S56)08月)-008page
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学校教育の推進
豊かな学校教育をめざして
特集
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はじめに
新しい教育の方向
一九四七年(昭二十二)に学習指導要領試案が公表されてから今日まで、数次にわたり、学習指導要領の改訂が行われてきている。
一九四七年の試案は、一九五一年
(昭二十六)に改訂されたが、この時期は経験主義を基調と、生活単元学習が研究され実践された、いわゆる「新教育」時代である。
しかし、経験主義等の行き過ぎから基礎学力の低下が問題となり、一九五八年(昭三十三)に改訂が行われ、教材の系統性が重視されるようになった。
その後、世界的に科学技術の著しい進展があり、我が国においても、技術革新、産業経済の高度成長といった社会情勢の変化を生じ、これに応じ教育の現代化が叫ばれ、一九六八・一九六九年(昭四十三・四十四)に、教育内容の一層の充実を図り学習指導要領の改訂が行われた。
一九六〇年代から一九七〇年代にかけての社会情勢の変化は著しく、経済の高度成長に伴い、都市化・核家族化の進行、生活レベルの向上等が進み、人間の生活や意識・行動に多大の影響を与えた。
学校教育に関しても、高校、大学進学者の増加、教育内容の量的拡大、高
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