教育福島0063号(1981年(S56)08月)-040page

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ぼくの学校わたしの学校

 

常葉町立常葉小学校

六年

小松真理

 

わたしたちの学校は、百七年の歴史と伝統に輝く学校で、古い木造の校舎ですが、床がとてもきれいにみがかれています。おそうじの時など、床を磨いて「ピカピカ」光るろう下に、ほこらしさを感じます。新しくおいでになった先生がたは、どなたもとてもびっくりなさいます。

それから、他の学校ではもう見られなくなった古い講堂があります。ここでは運動や朝会などをやっています。大きな振動で窓ガラスがおちるのではないかと気になる時もあります。

町の中央、小高い丘にあるので、窓からは町全体が見渡せ、遠くの大滝根山まで見えます。それに、窓はカレンダーみたいです。春は桜、夏は目にしみる緑、秋は色づく木の葉、冬の雪景色とわたしたちを楽しませ、また、おちつかせてくれます。

現在、児童数三百名・十三学級の中ぐらいの学校で、「美しい学校」「仲良く協力する学校」の今年のめあてにむかってがんばっています。

クラブ活動や児童会活動もさかんに行われています。クラブは六つで、今年からバトミントンクラブ、バスケットクラブなどがふえました。児童会の各委員会活動は、月曜日の休み時間や放課後などに、計画を話し合ったり活動しています。園芸委員会の季節の花だん作り、体育委員会の毎朝やる校庭のライン引き、保健委員会の活動などみんないっしょうけんめいです。

通学班による集団登下校、たてわり清掃など、六年生としての仕事も多くはりきって下級生を指導しています。また、こてき隊があり五・六年生が中心になって運動会や学習発表会、交通安全パレードなどに発表しています。レパートリーは、校歌・ドラムマーチ・ビューティフルサンデー・いかりをあげてなどで、姿勢とリズムに注意して演奏しています。

校舎が建てかえられるという話がありますが、今の校舎に親しみがあり、さびしいようにも思われますが、反面うれしい気もします。鉄筋コンクリート建物とは一味ちがった親しみの持てるこの校舎の残り少ない時間を、私たちは大切に使っていきたいと思います。

 

▼楽しい集団下校

栄冠のかずかず◆

 

栄冠のかずかず◆

 

 

 

 

 

 


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