教育福島0065号(1981年(S56)10月)-046page
原町市立石神第一小学校
ぼくの学校わたしの学校
▼新校舎
田植え風景◆
六 年
柚原 直子
私たちの学校は、太平洋に面した原町市の西の方にあり、今年で創立百八年をむかえた伝統のある学校です。
祖父母や父母たちが学んだ古い校舎は、二年前鉄筋コンクリート三階建てのすっかり新しい校舎になりました。
校庭には、古い大きな桜の木があり何十年もの間咲き続け、今年も、みごとな花を咲かせました、これからも石神一小のシンボルとして、学校や、私たち児童の成長を見守り続けることでしょう。
私たちの学校の目標は、「やさしくかしこく、たくましく」です。特に、たくましいということでは、毎日、朝昼、晩と三回ずつ歯をみがき、健康な体にしようと努力しています。虫歯のある人は、集団でちりょうをします。みんなで努力したおかげで今年は、歯の「優秀校」に選ばれ、みんなで喜んでいます。
学校の周りは、草花や緑のしばふでいっぱいです。毎年、一人一鉢運動を進め今年も三百三1二人で、小菊を植えました。きれいに咲きそろう秋がとても楽しみです。
また、一年はあさがお、二年は枝豆三年はトウモロコシ、四年はジャガイモ、五年はイネ、六年は落花生を植えて、きん労生産活動も昨年にひき続いて行っています。特に、五年の米づくりは、毎日の世話が大変ですが秋にやるもちつき大会を楽しみに、がんばっています。夏休み中の草花の世話は、四年生以上の園芸部の人たちが、こうたいで行い、今のところ天候にめぐまれ、順調に育っています。
私たちの学校では、インコやくじゃく、チャボ、きじなどの鳥や、大小さまざまのコイも育てています。草花の世話以上に生き物の世話は大変ですが児童会の飼育部を中心に当番をきめてがんばっています。
四年生以上の人たちで「少年消防隊」を編成し、防火にもっとめ毎月一日の日に、児童会の役員で消火器や、消火ぜん、ホースなどを点検したりしています。
私たちは、新しい校舎で学べることを父母たちに感謝しながら、これからもがんばっていきたいと思います。