教育福島0066号(1981年(S56)11月)-029page

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地方の百科事典

資料整理係長

竹花孝司

図書館コーナー

 

図書館コーナー

 

中央の出版社の百科事典では地元の知識について質・量ともに正確に知ることができないせいか、ここ数年各県の有力新聞社等から各種の「大百科事典」が続々刊行されている。ここでは当館所蔵のものを北から紹介する。

■「北海道大百科事典」上・下<北海道新聞社◇昭和五十六年刊◇二冊◇三六、〇〇〇円>北海道新聞社の創立四十周年記念事業の一つ。北海道に関するすべての事柄を集大成。一〇、八七〇項目、図版、写真約四、〇〇〇枚収録。一、八六〇人執筆。三段横組み。

■「青森県百科事典」〈東奥日報社◇昭和五十六年刊◇二〇、〇〇〇円〉青森県全般にわたり、的確な知識を得るため、六、〇〇〇項目を収録。小項目主義。県内を主とする八〇〇人の専門家、権威が執筆。二段横組み。

■「岩手百科事典」〈岩手放送◇昭和五十三年刊◇一八、〇〇〇円〉岩手固有の項目五、三〇〇項目を厳選し、六八〇人の専門家が解説。写真一、六六〇点・図表六八〇点収録。三段横組み。

■「栃木県大百科事典」〈下野新聞社昭和五十五年刊◇二〇、〇〇〇円〉栃木のあらゆる事象について的確な知識を集大成。写真九八二点。図版四七六点・千百余人執筆・三段横組み。揚「群馬県百科事典」〈上毛新聞社◇昭和五十四年刊◇二〇、〇〇〇円〉上毛新聞社創立九十周年を記念して企画。同県に関する百科万般にわたり項目を厳選、郷土の理解を発展に結びつくことを基本的姿勢として編集。収載項目は五、三〇〇。中項目主義を採用。六五〇余人執筆。二段横組み。

■「埼玉大百科事典」全五巻〈埼玉新聞社◇昭和四十九年〜五十年刊◇五冊◇五〇、〇〇〇円〉埼玉新聞社が創立三十周年記念事業の一環として発行。総括項目によって概括。各個の内容については、中・小項目を採用。四段縦組み。

■「新潟県大百科事典」全三巻〈新潟日報事業社◇昭和五十二年刊◇三冊三二、〇〇〇円〉新潟県のあらゆる分野から一〇、〇〇〇項目以上を厳選。二段横組み。別巻は四十一ページにわたって「新潟県概論」がありユニークである。

■「富山県大百科事典」〈富山新聞社◇昭和五十一年刊◇一五、〇〇〇円〉富山新聞社の戦後復刊三十周年記念事業。富山県に関するあらゆる分野から四、六〇六項目を厳選六七〇人が執筆。三段横組み。

■「石川県大百科事典」〈北国出版社◇昭和五十年刊◇一五、〇〇〇円〉北国出版社の創立五周年記念事業。石川県に関するあらゆる事柄四、六八〇項目を厳選。七〇〇余人の執筆。三段横組み。

■「長野県百科事典」〈信濃毎日新聞社◇昭和四十九年刊◇一〇、〇〇〇円〉信濃毎日の創立一〇〇年記念事業。長野県に関するあらゆる事柄四、五〇〇項目を厳選。三〇〇余人の執筆。二段横組み。

■「岐阜県百科事典」全二巻く岐阜日日新聞社◇昭和四十四年刊◇二冊◇一一、五〇〇円〉岐阜日日の創立八十八周年記念事業。最初の「地方事典」。四段横組み。

■「静岡大百科事典」〈静岡新聞社◇昭和五十三年刊◇二〇、〇〇〇円〉静岡万般の事象六、五〇〇項目厳選。約八○○人執筆。四段縦組み。

■「愛知百科事典」〈中日新聞本社◇昭和五十一年刊◇一五、〇〇〇円〉愛知県全般に関する事柄約五、〇〇〇項目を厳選。七〇〇余人の筆執。三段横組み。

■「徳島県百科事典」〈徳島新聞社◇昭和五十六年刊◇二〇、〇〇〇円〉徳島県に関するあらゆる分野から五、四〇〇項目を厳選。三段横組み。

■「高知県百科事典」△周知新聞社◇昭和五十年刊◇:一、〇〇〇円〉高知県に関する事柄四、六五〇項目を厳選。三九〇人の執筆。二段横組み。

■「大分百科事典」〈大分放送◇昭和五十五年刊◇二一、〇〇〇円〉大分固有の事項、大分に関係の深い事項六、〇〇〇項目を選び、九〇二人の執筆。三段横組み。

 

これから出版される地方百科事典として「宮城県百科事典」「茨城県大百科事典」「山口県百科事典」「鹿児島大百科事典」がある。(本県の「福島県民百科」「福島大百科事典」については省略した。)

 

 

 


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