教育福島0066号(1981年(S56)11月)-041page
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ぼくの学校わたしの学校
白沢村立白沢中学校
新校舎▼
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▼大活躍の女子剣士
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三 年
渡辺 さゆり
私たちの学校は、この四月、白岩中と和木沢中とが統合して開校した新しい学校です。阿武隈川が近くを流れ、遠くに安達太良山を望む高台にあります。
鉄筋三階建ての新校舎は大変広く、設備も立派です。音響効果のすばらしい音楽室、反応分析装置がととのっている視聴覚室、ピカピカの流し台のある調理室など、自慢できるものがたくさんあります。
また、体育施設も”すばらしい”の一語につきます。体育館は、スプリング床式でバスケットコートが二面もとれます。七コースあるプールにはスタンドもついています。さらに、三百メートルトラックのあるグラウンドも整備されてきました。
このような、新しい、恵まれた環境のなかで、私たち三百七十六人の生徒は、「自ら学ぶ、自ら和する、自ら鍛える」を目標にして、新しい良い伝統づくりに励んでいます。
私たちは、今年は部活動に力を入れてとりくんできました。毎日、校長先生はじめ先生がたが熱心に指導してくださいます。厳しいですが、楽しい練習です。
その結果、中体連では、郡市会も県北大会も大いに活躍できました。
剣道、柔道、バドミントンは県大会にも出場し、中でも、剣道部は女子団体で優勝し東北大会、全国大会にも出場でき、大活躍でした。
私たちは、この部活動を通して、たゆまぬ努力と根性、そしてチームワークの大切さを学びました。
また、五月には、生徒会行事としてふき採りを行い、自分たちの手で活動資金をつくりだしました。このふき採りでは、勤労の尊さを体験できましたし一人一人が力を出し合うことの大切さも学びとることができました。
これらのことは決して大きなことではありまぜんが、新しい白沢中の伝統づくりに、少なからず役立ったのではないかと誇りに思っています。
これからは、私たち一人一人が「自ら高めあい」、この立派な校舎で生活するのにふさわしい生徒になれるよう努力し、白沢中の伝統づくりを後輩にバトンタッチしていきたいと思っています。
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