教育福島0068号(1982年(S57)01月)-014page
![]() ![]() ![]() |
![]() ![]() |
働きや使い方を整理することができる。
オ 本時の仮説、文例の中で指し示す内容を指導し、練習作文でくり返し練習させることによって、指示語の働きや使い方が定着し、また、正しい文章、ひきしまった文章をかけるようになってくる。今までの学習事項は、プリントに書きこむことにより整理させる。
カ 指導過程(資料4)
2 検証と考察
(1) 検証の観点、仮説の有効性は、検証授業の事前事後テストの正答率だけでなく、児童作文を分析し指示語の数や頻度なども参考にする。有効度指数は、八十以上を有効とし、変容があったと認めることにする。
(2) 授業の考察、四年では、「こそあどことば」の指導が一単元設定されている。したがって、指示語のものを指し示す場合については比較的理解もよく定着もよいが、文脈の中における指し示す内容の理解がわるいのでその点を重点的に指導した。
次の点に注意して授業した。
○視聴覚教材の活用を図る。
○動作化を適宜取り入れる。
○成功感や成就感を味わわせる。
○練習作文を多く取り入れる。
その結果
ア 児童も学習に意欲的な取り組みをみぜ、効果があったといえる。
イ 二年生の場合と同様に文脈の中における指し示す内容については、正答率五十パーセント前後であったため、今後文章理解や作文指導の中で一層指導していかなければならないと痛感した。
ウ 形式的評価の機能を取り入れたが、その方法・機会については研究していかなければならない。
(3) 結果の考察
ア 「その」「あれ」「それ」「これ」「あれ」「こちら」「これら」「その」「こう」「それら」については変容があったと認められる。
イ 事前事後テストの正答率は、資料
資料3
教科書教材(光村)における指示語の頻度
![]()
指示語の意味別頻度と割合(%)
![]()
資料4検証授業学習指導案(指導過程)
![]()
![]() ![]() ![]() |
![]() ![]() |