教育福島0070号(1982年(S57)04月)-031page

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ふるさとのほん

−叢書編−

 

県立図書館資料整理係長

 

竹花孝司

 

図書館コーナー

 

図書館コーナー

 

昨年の二月、西武百貨店で「東北の本まつり」が開催されたのに続き、今年も二月二六日から三月三日まで、「“全国ふるさとの本”まつり」というブックフェアが開催された。このブックフェアに参加した出版社は二九五社で展示出版物は五〇〇〇点に及んだという。地方出版物の全国的なフェアは、はじめてであり、画期的な意義を持つといえよう。

当館では、地方出版物の収集には力をいれているが、今回は「叢書」として刊行された「地方出版物」のなかから、当館で収集したものを北から紹介しょう。利用いただければと思う。

 

・さっぽろ文庫(北海道新聞社 昭和五二年〜各九二〇〜九八○円)

1札幌地名考 2札幌の街並 3札幌風物誌 4豊平川 5札幌の詩 6時計台 7札幌事始 8札幌の橋 9札幌の短歌 10札幌風土記 11札幌の駅12藻岩・円山 13昭和20年の記録 14豊平館・清華亭 15冬のスポーツ 16札幌の絵画 17遠友夜学校 18お雇い外国人

 

・あきた文庫(秋田書房 昭和五〇〜各六三〇円)

1小作農民の証言 2花岡事件ノート3院内銀山考 4北方農民詩の系譜5樺太の出稼ぎ〈林業編〉 6銃後の戦史 7稲の民俗誌 8無重力の風土9樺太の出稼ぎ〈漁業編〉 10戦争のなかの教師たち 12戦場の証言 13青刈り日記 14風雪とカルテ

 

・シリーズ秋田の民衆史(秋田文化出版社 昭和五三〜各九〇〇〜一〇〇〇

1秋田農民夜話 2秋田の大工職人3雄物川往来誌(上)

 

・とうほくぶっくす(東北出版企画)昭和五〇〜 各六〇〇〜八八○円)

1黒川能村いらの報告 2羽黒山秘話3赤紙ってなあーに 5明治維新に火をつけた男清河八郎 6出羽三山の絵札 7出羽の庄内早物語聞書 8出羽路の石仏 9出羽の方言

 

・有隣新書(有隣堂 昭和五一〜各六八○円)

1港都横浜の誕生 2鎌倉と運慶 3危険都市 4古き横浜の壊滅 5ヘボンの手紙 6穴七六ボンジュールかながわ 7鎌倉英人殺害一件 9災の生糸商中居屋重兵衛 10相模のもののふたち 11将軍と町医 12ロチのニッポン日記 13鎌倉大仏 14箱根七湯 お太平寺滅亡 16幕末邦運の人びと 17メルメ・カンヨン 18戦下に生きる 19大空喪5月29日 20横浜の作家たち12マリア・ルス事件 22ペリー提督

 

・小田原文庫(名著出版 昭和五一〜各七八○〜九八○円)

1小田原合戦 2小田原史跡めぐり3石橋山合戦前後 4北条早雲 5小田原歳時記・昔話 6小田原の刀剣7近世小田原ものがたり 8北原白秋と私 9小田原評定 10曾我兄弟 11小田原城主大久保忠世・忠隣 12小田原の甲冑

 

・山陽カラーシリーズ(山陽新聞社昭和五五〜 各九八○円)

1岡山の城 2吉備の石仏 3楯築遺跡 4倉敷の町屋 5美作の古寺 6備讃瀬戸 7岡山の仏画 8岡山・明治洋風建築 9大原美術館西洋の絵画

10吉備の巨墳 11吉備石の塔 12閑谷学校 13岡山の金毘羅往来 14笠岡諸島 15岡山の武家屋敷 16備中の古寺17吉備津神社18岡山の名庭古庭

19岡山の民家1 20那岐・後山 21吉備古代山城鬼ノ城 22日生諸島 23吉備の塔 24津山城下町 25山陽道の宿場町 26蒜山 27備前の古寺 28大山みち 29岡山の民家 30岡山の甲胃

別黒住宗忠

・鉱脈叢書(鉱脈社 昭和五四年〜各一二〇〇〜:ハ○○円)

1宮崎の詩・戦後篇上) 2宮崎の田の神像 3記録・宮崎の空襲 4宮崎の詩・戦後篇下) 5よだきぼの世界6みやざき新風土記 7総合制高校の理念と実践 8民具再見 9宮崎の民家

10五つの流れの歌 11ふるさと民話考

 

なお、「ふるさと文庫(筑波書林)」「岡山文庫(日本文教出版社)」については、省略する。

 

 

 


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