教育福島0071号(1982年(S57)06月)-041page

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ぼくの学校わたしの学校

 

下郷町立楢原小学校

 

下郷町立楢原小学校

 

六年

 

斎藤由佳

 

わたしたちの学校は、百九年の歴史があり、「よく学ぶ、よく働く、よく遊ぶ」という目標をもって、みんないっしょうけんめい活動しています。

校舎は、国鉄会津線楢原駅の近くにあり、鉄筋コンクリート三階建てです。四年前にできたばかりでまだピカピカで、大きな体育館や七コースのプールもできて設備もととのっています

校庭のまわりにはドウダンツツジや玉つげ、校舎前の花だんには四季それぞれの草花、そして、ひとり一鉢運動の花などでかざられています。また、校庭の前は、すぐ登れる山で、裏には谷底の低い戸石川が流れ、自然がいっぱいです。こんど、裏に畑を作る予定なので、今、高学年で土はこびをしたりしています。

楢原小学校には、中山と戸赤の二つの分校があります。どちらも四年生までの分校で、各分校とも二人の先生がいらっしゃいます。分校には、みんなで十四人の友達がいますが、遠足や運動会の時はいっしょになります。五年生になるとバスで本校に通います。

冬になると大変なので寄宿舎に入って生活しています。寄宿生活はつらいだろうなあと思っていたら、建物や設備がすばらしい上に、食事もおいしくまた、いっしょにいる中学生に勉強を教えてもらったりできるので、楽しいそうです。

本校には、三百三十八人の友だちがいて、十三学級です。学校に近い人たちは、六年生が中心になって集団登校をしています。バスや汽車を利用して登校している人もたくさんいます。それは、国道もせまく、鉄道の踏切があったり、分校がなくなって遠くから来る人がいるからです。みんなで事故のないように気をつけているので、去年は県の安全優良校にも選ばれました。

児童会は九つの奉仕部があり、クラブは十の部があります。このクラブのほかに合唱部や合奏部もあり、毎年、県大会に出場したりしてがんばっています。また、町内の陸上競技大会や水泳記録会でもすばらしい成績をあげてきました。

これからも、先輩の残した伝統を守り新しい歴史をつくるために、みんなで力を合わせがんばっていきます。

 

(校長 渡辺豊一・児童354数名)

 

▼汗水流して畑土はこび

新築された校舎◆

 

新築された校舎◆

 

 

 

 


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