教育福島0071号(1982年(S57)06月)-042page
ぼくの学校わたしの学校
(校長 大谷彰・生徒数336名)
相馬市立中村第二中学校
三年
柴田恵子
私たちの学校は、景勝松川浦に臨む丘に立つ生徒数三百三十六名の学校です。学区は、春から夏にかけて潮風を求めた観光客で賑わい、漁港は四百隻の漁船がひしめき、また、相馬港建設を中心とする地域開発の槌音も高い活気のある地域です。
我が二中では、生徒会を中心に「二中の流れを変えよう」と「環境整美宣言校」というスローガンを柱に、全生徒が心を一つに頑張っています。
流れを変えるということは、二中生としての誇りを持てるような生徒になろうということであり、先輩から引き継いだこのスローガンのもとで、今年もみんなで努力しようと誓い合っています。
環境整美の方では、毎年海水浴シーズンになると、海浜清掃を実施し、校内においては、定期的に学級の整美コンクールを行い、教室の美しさを競います。
その他、生徒の体力づくりとして、毎月一回校内マラソン大会があり、全生徒が力走します。苦しみを乗り越えて完走した時の気分は、なんともいえません。
私たちが一番幸せだと思うことは、父兄が私たちのために部活動後援会をつくり、一生懸命援助してくれることです。ですから、どの部も思う存分活動ができ、県大会を目指して頑張っています。練習はつらいですが、その中で学ぶべきことの多くあることを知りました。私たちは運動の中において、肉体的にも精神的にも大きく成長したいと思っています。
私たちは生粋の浜っ子なので、少々そこつ者で、はめをはずしてしまうこともありますが、そんな時はいつも先生方のきついおしかりの中にこもる深い愛情で、すぐ本来の自分の姿に立直ります。こんな風ですから、二中生は元気の良さでは誰にも負けません。みんな陽気でとても明るく、賑やかに楽しい学校生活を送っています。
このような、素晴らしい学校で学ぶことのできる私たちは、本当に幸せです。私たちは、残された中学時代の一年間を二中生としての自覚を持ち、精一杯個々の力を発揮したいと思います。
▼われら浜っ子
学舎◆