教育福島0072号(1982年(S57)07月)-047page
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県推定重要無形民俗文化財
(風俗慣習)
岡山の水かけ祭
福島市剛島(旧岡山村のうち)の源氏山鎮座の鹿島神社の秋祭りは古くは「岡本の水かけ祭」として毎年十月十九日(旧九月十九日、二十日)に、七組順まわりのトウメエ(当前、頭前)により執り行われてきた。社歴によると延喜式内社と伝え、信夫国造が地方開拓の守護として勧請したとする。背後の山には沼社地があり、後期群集墳があり金銅製太刀金具等が横穴式石室内から発見され、また、火中した藤原期の鏡像が出土している。
旧八月二十八日(現在は九号二十七日)頭前で神酒一石の濁酒を氏子の杜氏により仕込まれ、十九日の当日朝供物を調達し、神輿神幸があり、ヤド(宿)といわれる頭前の家につき水かけ祭りを行った。昭和三十一年からミズや(水屋)を境内に建てここで行われ若子改変された。今は宿に神輿が渡御して神事とお神酒開きがあり、再び神社に還り、水祝が行われる。
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(トウワタシ)
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所在地 福島市岡島字竹ノ内
保護団体 海山鹿島神社水かけ祭保存会
代表者 宍戸二郎
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