教育福島0073号(1982年(S57)08月)-044page

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ぼくの学校わたしの学校

 

(校長 松田友吉・生徒数958名)

 

(校長 松田友吉・生徒数958名)

 

福島県立福島西女子高等学校一

 

三年

 

高子育美

 

私たちの学舎は別名“須川”で親しまれ阿武隈川へと流れる“荒川”と、流れとは反対の西の方にはそれを見守るかのように、変わらぬ勇姿を見せる吾妻の山々を望む、恵まれた環境にあります。

私たち在校生、普通科と商業科の九百五十名は、この環境の中で、明朗活発で、のびやかな校風を築きあげ両手にかかえきれないほどの、未来に向かう大きな夢や希望を、一人一人の生活の中に、そして学校全体の中に、見事に開花させ実を結ばせております。

校内行事もさまざまで、代表的なものとしては、体育大会、招待公演、映画教室、合唱コンクール、三年に一度の“しゃくなげ祭”などがあり、クラスの団結や全生徒の親睦を図っています。

部活動も盛んで、十八の学芸部と十四の運動部、それに、一つの同好会があり、それぞれ和をはぐくみながら毎日の活動に青春をおう歌しています。この陰には、先生方の熱心なご指導、私たちへの理解、激励などの細やかな愛情があるのは、言うまでもありまぜん。その中でも特に音楽部の合唱活動と、その成績は本校の誇りです。全国にもその名をとどろかせ、昭和五十一年七月には、コペンハーゲンで行われた第二回世界青少年音楽祭に参加し、絶賛を博すると同時に、西ドイツなどでも演奏会を行うなど、国際親善にも一役を担うことができました。

また、現在、情報処理室、視聴覚室などの授業にはかかせない施設の増築工事の真っ最中で、この施設は、私たちの学習に大きな効果をもたらしてくれるものと、私たちはその完成を心待ちにしています。

本校は、開校してまだ二十年たらずです。決して長い歴史ではありませんが、教育活動全般の密度の濃さではどこにも劣らないと確信しております。今、学校自体が青春の真っ盛りです。無限に伸びていく若さと力と、夏に向かう若い息吹と燃える情熱のように、その可能性に満ちあふれております。

 

▼校内体育大会

萠◆

 

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