教育福島0073号(1982年(S57)08月)-043page
ぼくの学校わたしの学校
(校長 白石長三・生徒数612名)いわき市立泉中学校
三 年
永山知佳
海ひろく波波呼ばれ
八崎のよしきりかもめ
潮かぜに乗って飛べば
胸若く羽ばたく希望
花立の泉中学校
この丘はよろこびあふれる
校歌にうたわれた花立の丘も、泉ハイタウン造成工事のために変貌しつつある。世帯数千五百戸、人口五千人の町づくりが始められているからです。
わたしたちの学校、いわき市立泉中学校は、昭和三十八年に建築された鉄筋三階建ての校舎で、小名浜の工業地帯や、国際港である小名浜港も眺望できる花立の丘に立ち、全校生徒六百十一人、職員二十九人が希望にあふれた活動を展開しております。
生徒会活動も活発で、今年度のスローガンを「きれいな町、きれいな学校」と定め、それを達成させるために泉駅内外と通学路としての歩道橋の清掃を行っている。加えて月一回、校舎内外の美化作業も行うことにした。校庭などの除草や、校舎内外の破損箇所の修理など、作業内容に応じて、各専門委員会の協力を得ることになっている。いずれも奉仕活動で、自主的に参加する生徒たちで実施される。また、生徒一人一人は、ゴミが落ちていたらすすんで拾ったり、毎日の清掃に力を入れるなどして、スローガン達成のために努力しています。
また、生徒活動の年間行事の一つに「クラブ発表会」がある。運動クラブの実技発表や文化クラブの作品展示、演劇クラブやダンスクラブの舞台発表などがあり、全生徒が一つの輪になって楽しむ一日です。
部活動も盛んで、放課後になると、毎日運動部のかけ声と、プラスバンド部の演奏の音が、校庭、体育館、校舎から、夕方遅くまで花立の丘に響きわたっている。中体連などが近づくと各部早朝練習なども行われ汗を流している。その中でもハンドボール部は、男子県大会、女子東北大会出場という見事な成績をあげている。
わたしたちは、先輩の築いた伝統をさらに発展させようと努力しています。
▼校舎全景
登校◆