教育福島0075号(1982年(S57)10月)-021page

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た。間取図では特に一例立派なものがあったので、模造紙に清書させ教室に展示した(資料1)。標準的な農家とわかるが、屋敷林や井戸等々、社会科学習にとって多くの考察すべき問題が含まれていると思う。

 

資料1 農家の例

資料1

資料2 年中行事

 

資料2 年中行事

品評会≠フことなどは、より具体的に聴き取らせれば、意義深いと考えられる。

 

また、ある生徒の母親は、農業を中心として見た年中行事の一部を資料2のようにまとめてくれた。伊達郡梁川町の例である。この表中、料理と着物の項を通して、「ハレ」と「ケ」の違いが明らかになる。農業品評会≠フことなどは、より具体的に聴き取らせれば、意義深いと考えられる。

戦後の生活の変化については、報告内容も豊富である。高度経済成長期に育った生徒たちゆえに、肉親の話は興味深かったようである。まさに”驚きや共感”を覚えたことが、感想文のなかに確かめられた。しかし、種々の事象に対する問題意識は概して薄い。報告内容を入念に分析し、『現代社会』の各場面で活用し、課題意識を育成していくことが、これからの仕事になつ

 

 

 


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