教育福島0076号(1982年(S57)11月)-042page

ぼくの学校わたしの学校

　

二本松市立二本松第三中学校

　

　

(校長　樽井和雄・生徒数448名)

　

三年

大内有由美

　

私たちの学校、二本松第三中学校は隣接する二校を統合してつくられた創立二年めの新しい学校です。安達太良山の麓に位置する丘の上の、緑のあふれるすばらしい環境の中にあります。

学校の目標である「自律・創造・友愛」は、校歌にもうたわれ、四百四十六名の全校生は、これを自分たちのあるべき姿の目標として、勉学にスポーツに励んでいます。

部活動では、先生方の熱心なご指導と父兄の方々の応援のおかげで、年々着実な成績をあげてきています。

生徒会活動では「あいさつ運動」、「クリーン作戦」を展開し、朝は昇降口前で生徒会を中心に「おはよう」の挨拶運動をしています。日に日に、運動に参加する生徒が増えて、気持よく挨拶を交わすことができるようになりました。また「クリーン作戦」とは、登校途中に、道路に落ちているゴミを拾って学校まで持ってくるというものです。これも、日をおってその成果がみられます。このように、私たちは、みんなが一丸となってよりよい学校をつくりあげるために、協力しあいながら、のびのびと明るい生活を送っています。

また、校内行事では、全校安達太良登山など、恵まれた自然条件を生かした楽しいものもあります。この登山では、学年の枠をとりはらい、全学年オープンで助け合いながら頂上まで登ります。頂上に登りつめたときのみんなの顔は、汗と満足感とで、すばらしい輝きをみせています。

昨年度は、統合一年めということで生徒会活動や学校行事などでも、苦労の多いことがたくさんありました。しかし、先生方や先輩、ご父兄の方々の真剣な努力で、現在の二本松第三中学校という立派な土台がつくりあげられました。以前の二つの学校の特徴がうまく融和し、活気のある学校になっています。

私たちは、この築いていただいた土台をこわさないように、「自律・創造・友愛」の理念を掲げながら、豊かにたくましい生徒として一つ一つ歴史を積み上げていきたいと思っています。

　

▼視聴覚学習

　

学校全景▼