教育福島0076号(1982年(S57)11月)-043page
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ぼくの学校わたしの学校
福島県立会津女子高等学校
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(校長 新妻光信・生徒数1,257名)
三年
五十嵐弥生
わたしたちの会津女子高等学校は、長い歴史と古い伝統を持っています。それだけに、周囲の人々の、わたしたちによせる期待は大きいものがあるようです。先輩方の中には、会女の卒業生であることを誇りに思い、陰に陽にわたしたち後輩を見守ってくださる方も少なくありまぜん。例えば、少しでもわたしたちの態度が悪いと、町の中でも、厳しく指導してくださいます。また、各部で行う発表会には、大きな花束を持って、応援にかけつけてくださいます。
そのため、わたしたちは、いろいろな形で、それに応えなければなりません。
部活動は、どの部も自分自身との苦しい闘いの中から、すばらしい成績を残そうと汗だくです。運動部では、水泳部、弓道部、ソフト部などが全国レベルの力を保っています。また、学芸部では、他校には珍しい、ギターマンドリン部、能楽部などが、地道な練習を積み、がんばっています。
生徒会活動では、新入生歓迎会、卒業生激励会、合唱コンクール、球技大会、体育祭など、いろいろな行事があります。これらの行事では、新入生のために、あるいは卒業生のために、またクラスのために、学校全体が一つの大きな輪を作って、互いに協力しあいます。こうして一人一人が真剣になっている姿は、本当に美しいものだと思います。
わたしたちの豊かな個性がいちばんよく表われてくる時間は、H・Tの時間です。「何のために生きるか」「先生に言いたい放題」「わたしたちの進路」といったテーマをあげて、自由に討論とあいます。この時間を通して、わたしたちは、友だちの人間性や、人生観に触れることができ、またそうすることによって、友だちの日常とは違った側面を見ることができます。この時間は、いろいろな悩みを抱いているわたしたちにとって大変貴重な時間だと思います。
わたしたちにとって、会津の女性として生まれ、会津女子高校に入学できたことは誇りです。今のこの気持ちをいつまでも大切にして、たゆまず前進していきたいと思います。
▼体育祭つな引き
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正面玄関▼
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