教育福島0077号(1982年(S57)12月)-010page
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迎えた。開催町村は各地とも盛況で、老人から児童まで幅ひろく鑑賞に訪れ地域の文化活動にとって有意義な催しとなった。
○開催地及び会期
湯川村 七月一日〜四日
天栄村 七月八日〜十一日
大信村 七月十五日〜十八日
安達村 七月二十二日〜二十五日
新地町 七月二十九日〜八月一日
○内 容 日本画、洋画、彫塑、工芸、美術、書の計百点
○観覧者数 約六千二百名
四 県収蔵美術品巡回展
県教育委員会では、昭和四十五年に県文化センターを設立して以来、県出身者及び本県にゆかりのある優れた美術品を収集しており、現在では四百点を越えるほどになった。
昭和四十六年から、これらの収蔵美術品を一般公開するため、県文化センターの美術博物館展示室で、収蔵美術展を開催しているが県域が広いことから、より多くの県民の皆さんに鑑賞していただくため昭和五十二年から「県収蔵美術品巡回展」として県内各地を巡回展示しているものである。
本年は左記の三会場で開催した。
○開催地及び会期
相馬市会館
十月二十三日〜二十六日
須賀川市文化センター
十月三十日〜十一月二日
塩川町ふるさと会館
十一月六日〜九日
○内容 日本画、洋画、彫塑、工芸、美術、書の五十九点
五 第二回福島県選抜美術展
この展覧会は、県内作家および県出身の県外在住作家が、昭和五十五年から五十七年までに県内外での展覧会に発表した作品を選抜して発表するものです。今回は、日本画、洋画、彫塑、工芸美術・書の計百三十三点を展示した。いずれも、中央展等に出品した秀作ばかりで、県出身作家の活躍を知る絶好の機会となった。会場には、多くの美術ファンが訪れ、盛り上がりを見せた。
○会場 福島県文化センター
○会期 十一月十一日〜十八日
六 第一回福島県高等学校総合文化祭
本年度より、高校生の文化活動の普及と向上を図ることを目的として、高等学校総合文化祭が文化センターで開催された。音楽、美術、演劇の三部門からなり、各部門とも盛大に開催され高校生の文化活動に大きな役割をはたした。
【音楽部門】
七月十四日〜十五日まで、合奏、合唱の発表が県内高校生約二千八百人が参加して、行われた。交歓会では、合同演奏なども行われ、大きな盛り上がりを見せた。
【美術部門】
十月五日から九日まで、絵画、デザイン、彫塑五百点を展示して開催された。会期中には出品した生徒が集まって合評会も行われ、お互いの交流を深めた。
【演劇部門】
十一月十九日から二十一日まで、県内の地区予選の代表十三校が出場して演技を競った。
七 文化のふるさと指定
この事業は地域ぐるみの文化活動を広く県民に普及するため、活発な文化活動の展開できる市町村を「文化のふるさと」に指定し、情操豊かな郷土の形成を図ることを目的に、昭和四十八年度から実施しているものである。
−本年度の指定町村−
・ 保原町(継続指定二年目)
・ 平田村( 〃 )
・ 表郷村( 〃 )
・ 下郷町( 〃 )
・ 三島町( 〃 )
・ 滝根町(本年度指定)
・ 湯川村( 〃 )
・ 舘岩村( 〃 )
・ 葛尾村( 〃 )
八 芸術セミナー
芸術セミナーは地域文化活動の推進を指導する実作家及び実活動を対象として、各部門ごとに、実技・実作等を中心に、その資質向上を図る目的で実
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県展移動展風景(大信村)
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音楽部門(県文化センター)
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