教育福島0077号(1982年(S57)12月)-015page

三　県立博物館展示資料学術調査

　

昭和五十六年度には、八幡塚古墳測量調査、並びに原山一号墳発掘調査を行い、全国的にも珍しい埴輪の出土等がみられ学術調査として意義深いものがあったが、昭和五十七年度については、好嶋庄復元調査、新生代新第三紀中新生動物化石群調査、及び塩坪遺跡発堀調査と三事業の計画をしたが、いずれの調査事業も九月末までには現地調査を終え、現在まとめの段階に入っている。特に塩坪遺跡発掘調査にあっては、約一、○○○点の石器等出土品を得ているが、これら事業の実施にあたり当該市町村関係者の連日にわたる協力に感謝申し上げたい。

　

県立美術館・図書館建設基礎工事

　

文化財の保護

　

一　文化財の指定

　

文化財を保存し、かつ、これを一般に公開するなど、その文化的活用を図るため、文化財に指定し、その保存に努めているところである。

国、県及び市町村の文化財指定件数は表9・(1)、(2)、(3)のとおりである。

　

二　文化財保護審議会

　

県文化財保護審議会(会長山口弥一郎)は現在十五名の委員で構成され、県教育委員会の諮問に応じ、文化財の保存及び活用に関する重要事項につい

　

表9　指定文化財件数

(1)　文化財指定状況　昭和57年10月31日現在(単位：件)

　

(2)国・県指定の文化財件数の推移　昭和57年10月31日現在(単位：件)