教育福島0077号(1982年(S57)12月)-017page

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六 古文書調査

 

昭和五十五年度から三か年継続で、古文書緊急調査「陸奥代宮領村方文書調査」を県文化センターに委託し実施している。

昨年度は、長谷部大作家文書二七二八点、馬場新家文書五五九点、檜枝岐村文書約一六四一点、合計四九二八点を収録した「古文書緊急調査報告書第一集」を発行し、本年度は「同報告書第二集」を刊行する予定である。

 

七 各地方言収集緊急調査

 

昭和五十六年度から三か年継続で、調査を進めている。

調査地は、福島市、会津高田町、昭和村、相馬市、いわき市の五地区で、本年度は次の会話を録音採集し、文字化して共通語訳と注釈をつけることになっている。

○目上の者と目下の者との会話

 

八 歴史の道保存調査

 

古くから文物や人々の交流の舞台となってきた道、水路は我が国の歴史を理解する上で極めて大切な意味をもつものである。このため、本年度から三か年計画で、県内の「歴史の道」ともいうべき江戸時代以前の古い道、河川等と、それに沿う地域に残されている歴史的遺産を周囲の環境を含めて、総合的かつ体系的に調査することとなった。

○調査期間 昭和五十七年度〜昭和五十九年度

○調査件数 三か年で二十件程度

(調査候補・表12)

○昭和五十七年度調査員

専門調査員

小林 清治  安田 初雄 梅宮  茂  誉田  宏

地区調査員 十七名

○昭和五十七年度調査街道

奥州道中、米沢街道、羽州街道、相馬街道、二本松街道の五街道

○「歴史の道」調査報告書を本年度中に刊行する予定である。

 

九 文化財保護指導者講習会

 

文化財に関する知識の普及と愛護精神の高揚を図ることを目的として次の

 

表11昭和57年度文化財保護指導委員名簿

表11昭和57年度文化財保護指導委員名簿

 

表11昭和57年度文化財保護指導委員名簿

年中行事調査(船引町の正月行事)

 

米沢街道の石碑(福島市上野寺地内)

米沢街道の石碑(福島市上野寺地内)

 

八槻都々古別神社御正体(棚倉町)

八槻都々古別神社御正体(棚倉町)

 

 

 

 


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