教育福島0077号(1982年(S57)12月)-018page

とおり開催した。

○日時　昭和57年7月28〜29日

○会場　いわき市文化センター及びいわき市労働福祉会館

○講義及び講師

「東北地方出土の申世陶磁器」

東北歴史資料館考古研究科長

藤沼　邦彦

「博物館・歴史民俗資料館の資料

展示のあり方と方法について」

慶応大学講師　国友　俊太郎

「仏像の見方について」

−形と時代判定の仕方−

東京国立博物館東洋課長

佐藤　昭夫

○分科会

「市町村文化財保護審議会の具体的活動と問題点」

事例発表

田島町教育委員会社会教育主事

佐藤　高慶

「緊急発堀調査における市町村の役割と問題点」

事例発表

山都町教育委員会主事

小沢　弘道

○現地研修　史跡白水阿弥陀堂など

　

十　第三回福島県民謡まつり

　

近年の急速な社会情勢の変化は、生活様式や風俗慣習など、大きた変化をもたらしている。それだけに生活や仕事に密着して伝承されてきた民謡も変化をとげ、古来の姿は日ごとに失いつつある。

これらの民謡を発堀して、一般に公開し、文化財としての価値の認識を深めるとともに、記録保存を図り、将来に伝えることを字的とし開催しているが、本年度は八月二十五日会津若松市民会館で開催された。今回は新しい試みとして、会津の民謡「会津磐梯山」ほか一曲を古調と現調で歌っていただき、聴衆に深い感銘を与え、大きな成果をあげることができた。

公開された演目は、次のとおりである。

1　福島盆踊　福島市

2　糸取り唄　天栄村

3　田植唄　西会津町

4　田植唄　白河市

5　酒屋唄　会津若松市

6　とこせ踊　いわき市

7　土鳩き唄　会津若松市ほか

8　根宿盆踊　矢吹町

9　田島盆踊　田島町

10　長持唄　新鶴村

11　長　沼　二本松市

12　下郷松坂　下郷町

13　会津松坂　喜多方市ほか

　

表12　「歴史の道」調査候補一覧表

　

現地研修・史跡中田横穴

　

第3同県民謡まつり(田島盆踊)